残されたウツシエの記憶・・・こんなところにあったんだな
残りの祠やコログを探しいる間、残されたウツシエの記憶も探していました
さらには最終決戦の時厄災ガノンの待ち受ける本丸にスムーズに行けるように
マスターソードの力を頼りにハイラル城内部の調査もしていました
ハイラル城の中ではマスターソードは真の力が発揮できるので強いし
使いすぎて眠りについても時間がたてば復活もしてくれます
何よりも扱いにも慣れないといけないですからね
ハイラル城はマップがちょっと見づらいです
何度か潜入を繰り返して大体の場所は回ったと思うのですが
上のほうに途切れた小部屋みたいなのがあるのが気になって仕方がなくなりました
ハイラル城は城内部と外に出た時でマップが切り替わってしまうので
ちょっとわかりづらかったのですが
このちょっとした塔の上あたりがその部屋にみたいです
足の壊れたガーディアンや飛行系のガーディアンがたくさんいます
あちこちからレーザーが飛んでくるのをかいくぐり・・・
ごめんなさいうそです・・・ガンガンくらいながら強引に小部屋を目指します
するとその道中にウツシエの記憶をおもいだす場所が!
こんなところか!そりゃいつもヒントをくれるカンギスさんも知らないはずですね
とりあえずあちこちから狙われているので奥の小部屋に逃げ込みました
たどり着いた小部屋はゼルダ姫の研究所でした
研究室というだけあって遺物に関していろいろと調査した記録が残されていました
シーカー族の人たちといろいろ詳しく研究をしていて
シーカーストーンの事や試練の祠の事、神獣の事やガーディアンの事・・・
そしてリンクが眠りにつくことになった回生の祠の事も
厄災に対抗する手立ては万全を期しておきたい・・・と
本当に一生懸命研究をしていたんだなという内容でした
想い出の場所からガーディアンを眺めるゼルダ姫
この時は厄災ガノンに乗っ取られていないので厄災に対抗するための戦力でした
「ガーディアンもようやく動かせるところまでこぎつけました」
「この調子でガーディアンや神獣への理解を深めていけば
例え厄災ガノンが復活しても対抗する力は得られる筈です」
リンクに遺物の研究の話をしているところに王様が現れます
「ここでなにをしておるのだ?」
「ガーディアンの実験を見ていました・・・」
「私たちが遺物を完全に把握すれば厄災への対応も・・・」
「確かに古代遺物の研究はハイラルにとって極めて重要だ・・・」
「だがこの国の姫であるお前が成すべき事は他にあるはず・・・」
「いつまでそうして己の役目から逃げ続けておるのだ?」
「・・・逃げてはいません・・・」
「先日も泉に赴き沐浴し祈りを捧げ・・・」
「遺物に関わるのを止め全ての時間を修行に注げと言うておる」
「厄災封印の力を身に宿す術がそれ以外にあるのか?」
「判りません」
「でも努力しているつもりです・・・けれどどうしても・・・」
「だからせめて私に出来る事を」
「言い訳は聞きとうない・・・」
「王として命令する!今後一切遺物に関与する事は許さん!」
「泉での修行に専念せよ!」
「口さがない王宮の者たちに何と呼ばれているかは知っていよう?」
「出来損ないの姫」
「責を果たせぬ無才の姫」
「そうでは無いと証を立てるのだ・・・よいな?」
「・・・はい・・・御父様」
これで12枚のウツシエの場所をすべて見つけました
カカリコ村のインパさんに報告に行かなければ
王様はとても厳しい言葉をゼルダ姫に浴びせましたが
それは王様として・・・封印の役目があるゼルダ姫にはそう言うしかないんだ・・・
以前王様の日記もわたしは見てしまっています
王様としてではなくお父さんとしてゼルダを愛しているし
遺物の話を聞くと瞳を輝かせて聞き入るゼルダには学者の気質がある様だと
嬉しそうに書き残していたし・・・
6歳にしてお母さんを亡くしてしまったゼルダを心配し
お母さんに代わって育てていく決意をしていたし
精神的にまだ立ち直れていないのではないかと心配していたし
泉での修行を増やすように命令するにもゼルダには酷だと気にしていたんだ
それでも厄災ガノンの復活が迫っているから封印の力を目覚めさせないといけない
本来ならいろいろ教えてくれるはずだったお母さんを早くに亡くし
やり方もわからない修行をやみくもに10年繰り返してきました
王宮の一部の者には陰口を叩かれ唯一の血縁の王様からは叱責を受ける
好きな遺物研究のほうに逃げてしまう気持ちはわかる
それでも王様としてゼルダ姫に責任を果たすように命令しなければならない
もしも最後の賭けとなる知恵の泉での修行で封印の力が目覚めなかったら
叱責するのではなく話し合ってみよう
封印の力を目覚めさせる方法はそれ以外にもあるのかもしれない・・・
「とにかく今は父として娘がこの城に戻ってくるのを待とうと思う」
日記はここで終わっていました・・・
王様が父と娘として向き合おうとした時
厄災ガノンが復活してしまったんだ・・・
気になっていた離れの小部屋はゼルダ姫の研究室でした
そしてそこに続く通路に最後のウツシエの記憶がありました
本丸への道も覚えたのでそろそろ帰ろうと引き返したのですが
研究室の手前の部屋はゼルダ姫の部屋でした
研究室には壁をよじ登って目指したので手前に部屋があることに気づかなかった・・・
そしてこの部屋には研究の記録とは違うゼルダ姫の日記がありました
その日記のほとんどがリンクと過ごした日々の話
「追記:明日御父様の指名で彼が私付の騎士に着任する・・・」
これは間違いなくリンクの事ですね
「神獣ヴァ・ルーダニア調整のためゴロンシティへ」
「・・・背後にずっと彼の視線を感じ疲労を覚えた」
この時の事ですね・・・
初めて会ったころから無口であまりしゃべらないリンクが何を考えてるかわからず
余計な想像をしてしまう・・・
封印の力を使えない自分の事を見下してるんじゃないかと思っていたみたいです
そんな・・・ひどい・・・
「今日彼に酷い事を言ってしまった」
調査の結果が出ずに気持ちが滅入っている時に何度も同行を断ったにもかかわらず
リンクが現れたことで思わず叫んでしまったんだとか
「付いて来ないで下さい!」
ゼルダ姫の中ではこれが酷い事なんだな・・・
でもリンクはなぜゼルダ姫が怒っているのかわかっていない感じだったので
そういうところが余計に苛立つんだとか・・・めっちゃ嫌われてるやん・・・
「今日は目録をどう書いていいのか判らない」
「自分の気持ちが上手く文章にならない」
「彼が私を助けてくれた イーガ団の刃から私を護ってくれた」
この時の事か・・・
「私は散々彼を邪険にしてきたのに 自分勝手な苛立ちを彼にぶつけてきたのに」
「明日 今までの事を謝ろうと思う そして彼と・・・」
「リンクと少し話をしてみよう」
この事件をきっかけに気持ちがだんだん近づいてきたんだな
彼ではなく「リンク」と名前で呼んでくれるようになったみたいです
この後リンクと少しずつ話ができるようになっていったらしいです
思い切ってなぜそんなに無口なのかリンクに質問をすると
リンクはみんなに注目される存在だったので常に人の模範になるよう意識していて
いつしか感情を表に出せなくなってしまったんだと言いにくそうに答えました
ゼルダ姫はリンクが才能に恵まれて苦悩とは縁のない人だと思っていましたが
そんなことは無かったんだと気づきます
「どんな人にも他人からは見えない悩みがある・・・」
自分の事で精一杯でそんなこともわからなかったと反省します
もっとリンクと話して想いを聞きたい
そして自分の悩みもリンクに打ち明けられるようになりたいと願います
こうやって少しずつ絆が深まっていったんだ
そしてさっき見たウツシエの記憶につながりました・・・
「御父様にもう遺物研究に関わるなと厳命された」
「封印の力を得るための修行に専念しろと」
「悔しくて情けなくて言葉が出なかった」
「幼いころからずっと・・・私はやってきたのに」
修行を始める前の年にゼルダ姫のお母さんは亡くなりました
お母さんは修行を始める前のゼルダ姫にあなたならすぐ出来る様になると
笑顔で言ってくれていましたが・・・
何度やってもいつまで経っても封印の力は目覚めませんでした・・・
「明日はリンクと力の泉へ修行に赴く予定だ」
「でも また徒労に終わるのだろう・・・きっと・・・」
心がもう折れかけています・・・あんなに頑張っていたのに・・・苦しんでいたんだ
「昨晩夢を見た・・・」
「闇に覆われた場所で光に包まれた一人の女性が私を見つめていた」
「彼女は人ではない・・・私はそう直感した」
「精霊か女神かよく判らないがとても美しかった」
「彼女の唇は動いていたが声は届いて来なかった」
「聖なる力を持っていれば聞くことができたのか」
「それともあれは私の悩みが生み出した只の夢か・・・」
「答えは直 否応無しに出るはずだ・・・」
この部分が考えてみてもウツシエの記憶の中からはどのシーンなのかわからないです
お母さんが夢の中で語り掛けようとしてたのかな?
でもお母さんなら見ればお母さんだとわかるはずだし・・・
コログの森にマスターソードを持って行った時の回想で
マスターソードに「貴女」と語りかけていたんですよね
もしかしたらマスターソードなのかな?
どちらにせよ何かを語り掛けているけどゼルダ姫には聞こえませんでした
「今日私は17歳になった 知恵の泉での修行が許される日を迎えたのだ」
力の泉でも勇気の泉でも封印の力は目覚めませんでした
最後に残された知恵の泉・・・17歳になるまで入ることを許されない泉・・・
最後の賭けとなると王様が書き残していた泉
遺物研究に関わるなと命令をされた日以降王様とは顔を合わせていないようです
「まだ気まずい・・・ここへ戻ったとき会いに行こう」
王様も知恵の泉から帰った後話し合うつもりだったんだ・・・
王様と姫ではなくお父さんと娘として話ができるはずだったんだ・・・
「実はあの夢を見てから感じていることがある」
「無才の姫の言葉など誰も信じはしないだろうが」
「私は今途方もなく強い胸騒ぎを覚えている」
ゼルダ姫は知恵の泉でも封印の力を目覚めさせることはできませんでした
そしてその帰りに・・・厄災ガノンが復活してしまいました
・・・ハイラル王とゼルダ姫は父と娘として再び会うことはできなかったんだ
なしこ