ナシュメラさんの再戴冠式が執り行われました
本来戴冠式は国を挙げて盛大に執り行うのがしきたりみたいですが
今回迷惑をかけた国の特使たちに集まってもらい
2度目の戴冠することを認めてもらいたいと言います
そして都合のいい話だけど元の関係に修復させてほしいとお願いします
ただそのためには機関人形の存在がネックになってしまうみたいです
また修理して兵器として使わないという保証がないので破壊してほしいみたいです
しかしナシュメラさんは巨人の骸の破壊を待ってくれと申し出ます
するとカラババさまがアレはただの墓標ではない・・・
機関人形はアストラルゲート化していると言います
アストラルゲートとはこの世界と神獣が住むアストラル界を繋ぐ穴なんだとか
カラババさまは我が国の魔法技術の発展に役立ちそうだからと承認します
サンドリアも道理があればナシュメラさんに協力するように
トリオン王子に仰せつかってるとのことで承認してくれました
バストゥークはこの場で承認はできないので持ち替えるそうです
ただ戴冠の方は承認してくれました
ジュノは飛空艇が安心して運航できるように
巨人を完全に封印してくれることを条件に承認してくれました
忘れてました、ゲッショーさんの国は和議は至難であるとの返答がありました
でも検討はしてくれるみたいですね
そしてゲッショーさんも和議に向けて協力してくれるみたいです
そしていよいよ戴冠の儀に移ります
ナシュメラさんはお願いする役目を私にお願いしてくれました
わたしは喜んで引き受けます
しかしナシュメラさんの王冠はガッサドさんが溶かしてしまいました
どうしても純度の高いシンチレーターが必要だったらしいです
歯車を作るのにどうしても必要でした・・・
ナシュメラさんの王冠はアウゼンとネメジンの修理のために使われたのでした
「最高の贈り物よ、ガッサド!2人とも元通りに・・・」
ただ・・・ナシュメラさんが操っていないのに動いて喋っています
「きニスルナ!」
「気になるわよ!!」
すっかり元気になってよかった
元々アウゼンとネメジンは旧タイプのオートマトンだったので
自動で動くことはできなかったのですが修理をして自立回路をつけてくれた事で
勝手に動いたりしゃべるようになったみたいです
「お前は戴冠式をすすめねばならないだろう?」
まるでラズファードのような喋り方をするアウゼン・・・
どうやら元の所有者ラズファードさんの記憶も残っているみたいです
「見ての通り・・・わらわの王冠はアウゼンとネメジンに生まれ変わりました」
「代わりにそなたの心を王冠として授けてくれますか」
色々ありがとう これから頑張ってね ナシュメラさま
「わらわは聖皇として学ぶべきことがあまりにも多く仕事も山積みになっています」
「もうあなたと共に旅をする機会もない事でしょう・・・」
「あなたがこの国に来てくれて本当によかった・・・」
こうして無事に戴冠式はおわりました
・・・
・・・
・・・
会社に帰ると社長が・・・
「ほらっ 受けとんな」
聖皇さまからの褒賞であり社長からの社長賞でもある・・・
なんとグローリークラウンをついに返してもらう事ができました!
なんと社長のサインも刻まれています・・・
わたしの傭兵ライフは絶頂を極めたといっても過言ではありません!
そして「サラヒム・センチネル」退社することを告げました・・・が・・・
助っ人に来ていただいたときの際の請求が・・・
アトルガン黄金貨9800枚にも及んでいました
こんなに払う事はできません・・・
「あんたにゃもうちっとばかし・・・いや、かな~り・・・」
「サラヒム・センチネルで減益としてバリバリ働いてもらうしかなさそうだネェ」
ナジャ社長の計略にはめられた
傭兵家業から足を洗える日はくるのだろうか・・・
てことでアトルガンの秘宝はここまでデス!
なしこ