バラモアに勾玉を奪われてしまいました
「死んでしまったと思ったら綺麗に消えてしまったよ!?」
イロハちゃんが消えてしまったと言うのにバラモアはベラベラと喋ります
「君たちはタルタロスや他の世界から力を吸い出したり」
「ボクのゲームを邪魔したヒール役なんだし」
「これでもか!ってくらいにとびきりのバッドエンドにしてあげないとねぇ!」
「というわけで ほら こちら」
いつの間にか勾玉が奪われてしまっていました
「諸々のペナルティとしてこの勾玉がもっている力を少しもらい受けるよ」
「かなり軽くなってしまったけど・・・」
「亡くなった彼女との思い出は返してあげるから ボクったらやっさしぃ~」
そういうと勾玉を遠くに放り投げて笑いながら消えてしまいました
消えてしまったバラモアの情報を集めているとアシェラさんに出会います
ここまでの情報ではララ水道でバラモアらしき魔物の目撃情報がありました
アシェラさんも詳しく知っておきたいと言う事で一緒にララ水道に向かう事に
ララ水道の奥に行くと目撃情報通りバラモアが居ました
「イイねぇイイねぇ ボクのことが気になって追いかけてくるなんてねぇ」
アシェラさんは悪さをやめてすぐに森に帰るように言いますが・・・
いつもの調子でまたベラベラと喋り始めます
バラモアは決していい魔物ではありませんが今は敵と言う感じではありません
色々な世界に寄り道をしてこれから何が起きるのか自分なりに調べたみたいです
それほど遠くない未来に「虚ろなる闇」で世界が滅びるんだってさ!と言います
そういうわけで勾玉から盗み取った力を調べてみたらしいです
その力が虚ろなる闇に対抗する力なんだろうと思ったらしいですが
勾玉にあった力は光の力ではあるけれど
生命力というか 先に進む力・・・「時の力」に似ていると言います
そういった力は神々であっても手に負えないような力みたいです
もちろんバラモアにも手に負えないので返してあげる事にするけど
代わりにこのララ水道に初代王の遺したオーブがあるから持ってくるように言われます
本来なら初代王の遺品は大切なものなのですが
アシェラさんは知らなかったことにするから自由に使っていいと言ってくれました
そしてアドゥリンの魔境の「心に宿る記憶」が全て解放されてしまいます
ガンガンネタバレが出ちゃうやつです
言われた通り初代王の遺品のオーブをもってきました
するとよく聞くヴァナ・ディールの歴史の話を始めます
はじまりの「石」七色の輝きで払った「闇」
その「闇」って言うのは虚ろなる闇のことじゃないらしいです
それは「無」
未来の世界を包み込もうとしているのは虚ろなる闇では無くて
その「無」なんじゃないかなぁ?と言います
思いっきり初代王が出てきちゃいますが
バラモアもよく覚えてなかったので初代王のオーブが必要だったみたいです
初代王オーグストは1000年ほど前に巨大な魔力を得て
異世界タルタロスを見いだした歯で巣を封じる事に成功しました
その話の「巨大な魔力」
オーグストはバラモアの故郷・・・生まれた世界に関わったことがあるらしいです
このオーブはバラモアの世界のものなのだと言います
このオーブを使う事でバラモアの世界に伝わる話を思い出します
その「無」は「暗闇の雲」と呼ばれていました
「暗闇の雲」は生きてもいないし死んでもいない実際に在るわけでもない
光も闇も飲み込んですべてを停止させて無かったことにする
そういう負の存在・・・いや事象かな?
バラモアの故郷もヴァナ・ディールも他の世界も
すべて「暗闇の雲」の中に浮かぶ「島」のようなものみたいです
「暗闇の雲」は意識がないけど空に浮かぶ雲のような動きがあって
風が吹いたり流れたり広がったり小さく成ったり・・・
そして島を・・・世界を飲み込むこともあるらしいです
そうなった場合その世界は一貫の終わり!
実際に見たことは無いけど初代王のオーブがくれた知識だとそういうものみたいです
「ほら、アレだよアレ さっさと勾玉を出してくれないかな?」
「圧倒的に不利な状況から活路を開く なかなか熱い展開じゃない?」
「ではでは!また出会う日まで ごきげんよう~」
そう言ってバラモアは消えてしまいました
・・・ん・・・なんかすっかり友達みたいになっちゃったな・・・
なしこ