くうはくの745

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【FF11】誰も知らない彼女の事をわたしはずっと覚えているから【207日目】

リリゼットさんの事はわたしがずっと覚えているから

ケット・シーは早くここから逃げようと言うのですが・・・

 

「待って・・・!このままじゃ双方の未来の干渉は止まらない・・・」

 

「扉を・・・閉じなくては」

 

「わたし、あちらの未来に行ってアトモスを閉じるわ」

 

リリスの・・・もう一人のわたしの願いも・・・かなえてあげたいの」

 

そしてこちらの未来からアトモスを閉じる役目をわたしにお願いしたいと言います

 

「このまま、ゆるやかにアトモスが石になるのを見守っていて・・・」

 

「再び、ふたつの未来が衝突することが無いように・・・」

 

何度か断ってみましたが決意は変わりません・・・

 



じゃあ、行こう

 

 

ふふ・・・これが未来タッグの最後の仕事、ってわけね

 

 

記念にこれ、あげるわ 忘れないでね・・・未来タッグの事!

 

きっとわたしも、遠い未来で、なつかしく思い出すわ・・・

 

強い敵と戦ったこと・・・

 

綺麗な空や、夕日の下を走ったこと・・・

 

一緒にヴァナ・ディールを駆け回ったこと・・・

 

本当に、とっても楽しかった

 

何年たっても、何十年たっても・・・

 

わたし、わすれないわ・・・

 

 

・・・じゃあ、もういくね・・・

 

 

ありがとう、ケット・シー・・・

 

 

また、きっと会えるわ・・・どこかの未来で・・・!

 

リリゼットさんは悲しそうな表情を見せないようにしていましたが・・・

 

泣いていたのをわたしは知っています

 

 

「・・・アトモスが止まった・・・?」

 

リリゼットさんがあちらの未来で扉を閉じればこのままゆっくりアトモスは石に代わっていきます

 

何年・・・何十年かかるかはわかりませんが、完全に機能を停止するみたいです

 

そしてケット・シーも・・・

 

「アタクシも、お別れかしらン」

 

「これでもう、アルタナさまがお嘆きになることもない・・・」

 

「アタクシの役目も終わり・・・このまま、やがて涙は乾いて、消えるのよン・・・」

 

 

「本当にありがとう これからもアタクシたちの未来を・・・導いてちょうだいねン」

 

そういってケット・シーは去って行きました

 

みんなわたしの事は思い出したみたいです・・・が

 

やはりリリゼットさんの事は覚えていないみたいです

 

「え、リリゼット・・・?」

 

「は?自分の相棒で一緒に水晶大戦を戦った?」

 

「なにいってるの、あんたが何もかもひとりで、やりきったんじゃないの」

 

「あんたは孤高の兵として、名が通ってるのよ?」

 

ラジュリーズさまは、サンドリアだけではなくウィンダスバストゥークから嘆願書が届き、除籍処分は取り消しになって王位騎士団にもどったみたいです

 

しかし、バルドニアでの記憶はすべて失っています

 


そして、ついに式をあげることにしたみたい

 

???

 

鈍いわねえと言ってラジュリーズさまとポーシャさんの結婚式の招待状を渡されます

 

静粛に!参列者は中央の通路を開けられよ

本日、ここに我らが集いしは

 

神聖なるラジュリーズ・B・バルマとポーシャ・フォンテーンの結婚の儀を見届けるためである

 

新郎、新婦、参られよ・・・

 

こうしてラジュリーズさまとポーシャさんの結婚式が始まりました

 

汝、この者を娶り、たとえ刀折れ矢尽きようとも、愛し続け、決して背かぬことを誓うか?

 

「はい、誓います 我が名誉にかけて」

 

汝、この者に嫁ぎ、たとえ刀折れ矢尽きようとも、愛し続け、決して背かぬことを誓うか?

 

「はい、誓います・・・この魂をかけて・・・」

 

では、誓いの言葉を述べよ

 

「・・・我、ポーシャの剣とならん 我、ポーシャと共にあり、あたなす刃を防ぎ、邪悪なる者を退けん・・・」

 

「・・・我、ラジュリーズの刃とならん 我、常にラジュリーズと共にあり、あだなす刃を防ぎ、邪悪なる者を退けん・・・」

 

女神アルタナの名において、ここにふたりを正式な夫婦として認める

 

武運と栄光があらんことを・・・

 

さあ、歩み出されよ 汝らの長き旅へ・・・

 

ふたりもわたしの事をおぼえていました

 

「よかった・・・来てくださって ありがとうございます」

 

「お礼を言わないといけない気がして・・・ね?」

 

「わたしたち、バルドニアで何があったのか、よく覚えてなくて・・・でも・・・」

 

 

「気づいたらサンドリアに帰ってきていて・・・こんなメモが手元に残ってたんです」

 

『なしことリリゼットにお礼を・・・』と書かれたメモはラーゾスさんが残した物ですね、きっと

 

「なんだか・・・とってもお世話になったみたいだから」

 

「でも、リリゼットって誰かしら・・・ご存じ?」

 

やはりリリゼットさんの事は覚えていないみたいです・・・

 

 

わたしはリリゼットさんに貰ったイヤリングをポーシャさんに見せます

 

「あら、これ わたしとお揃いのイヤリングなのね?珍しい!」

 

「・・・あら?こんなに嬉しい日にどうして泣いているの・・・?」

 

「・・・ご、ごめんなさい・・・何故かしら・・・わからない・・・でも・・・」

 

ポーシャさんは泣き出してしまいます

 

完全にリリゼットさんの記憶が無くなっているわけでは無いのかもしれません

 

心のどこかにほんのちょっぴりでも残ってるのかもしれない

 

その後ブーケトスなどが行われました

 

 

「・・・リリゼット?不思議な響き・・・とても、温かくてキラキラした・・・でもすこし切ない・・・」

 

ラジュリーズさまも「いい名前だな」と言っています

 

将来ふたりに子供ができたらもしかして・・・

 

結婚式は無事に終わりました

 

だれも黒き未来に傾いた水晶大戦の事は覚えていません

 

リリゼットさんの事も・・・

 

 

覚えてるのは世界でわたしだけ

 

 

リリゼットさんの事はわたしがずっと覚えているから

 

 

これでアルタナの神兵のミッションはおしまいです

 

なしこ

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