ウォーの門でダラクァルンに再会すると、一緒に来るように言われます
(一緒に来るのだ、このままでは「門」が開いてしまう)
ダラクァルンについていくと、そこではアンブリル族とリフキンたちが戦っていました
「遅いぞ、ダラクァルン!」
そこには見知らぬおじさんもいます
アンブリル族は次から次に湧いてきてキリがありません
場所を変えて一緒に戦う事になりました
「どうやら、そっちも片づけ終わったようだな、ほうほう、なかなか強いじゃねえか!」
「おう!あんたが、アシェラだな?大きくなったなぁ」
おじさんはアシェラさんを知ってるみたいです
「あの、あなた、は・・・?」
アシェラさんが聞くとおじさんが答えます
「ワシか?ワシは、ただのモリマーよ、生まれてから今までずっとなぁ」
アシェラさんが、その名前は、初代鼠騎士とおなじ・・・というと
「そう、それよ、そのモリマーよ」と答えます
モリマーさんはオーダーサインの事も知っているみたい
色々と気になることがあるのですが、ワシの事はどうでもいいんだと言います
さらにモリマーさんはわたし達が光の鱗を探していることも知っていて
更に鱗がある場所に心当たりがあるみたいです
「まあ、絶対とは言えねぇが・・・可能性がだいぶある」
しかし、そこに行くには、誰かを説得しなければならないみたいです
説得しなければいけない「誰か」はハーサーカの事でした
鱗があるかもしれない場所に行くにはハーサーカの協力が必要らしいです
もし、その気があるならハーサーカの説得にモリマーさんも付き合ってくれると言います
「もう、時間がねぇみたいだからな、このままじゃ、オーグストと交わした約束が果たせなくなっちまう・・・」
わたし達はモリマーさんと一緒にハーサーカの所に向かいます
モリマーさんはまるで古い友人のようにハーサーカと話します
「ワシもおまえも、オーグストに誓ったはずだろう、この森を護るってな」
「古の盟約はそんなに軽いもんだったのかよ なあおい」
「わたしからもお願いします!どうか、力を貸してください」
アシェラさんも再度おねがいしますが、ハーサーカは無駄だと言います
「これ以降、決して森へと踏み入るな」
そう、人間たちに伝えるように言われたみたいです
しかし人間は、あれから今日に至るまで森に来ることをやめることはなかった
地下へと張り巡らせた世界樹の根が大冥宮から吹き出す闇の力を抑え込んでるとも気づかずに、世界樹の力を弱めるようなことばかりしている
ハーサーカは人間たちの愚かな行いをこの山の頂からずっと見ていました
「王が変節したとは思えぬ、人間は森に来てはならぬのだ」
「そうは言うけどよ、けどじゃあ、いったい、誰が世界樹を助けてくれるって言うんだい?」
これは人間かどうかとか寿命が長いから短いからなんて些細な問題なのだと言います
「冥王」が復活したら、人間とか獣とか、命が長いとか短いとか関係ない
「みんな死んじまうんだ」
「あいつは生きものすべてを憎んでいるんだからな」
「こいつは、生きとし生けるものすべての危機なんだぜ!」
するとハーサーカはその通りだと言います
「滅びの風の吹くときが近づいている 世界樹は力を失いつつあり・・・」
「我は満足に飛ぶことさえできない、七支公たちは、戦いに明け暮れ、長の年月に王との盟約さえ忘れかける始末だ」
確かにオーグスト王はオーダーサインをモリマーさんに託し
「これ以後、決して森へと踏み入るな」と言いました・・・
しかし、じゃあなぜ剣の光はこの場所・・・
ハーサーカの元へとわたし達を導いたのか考えてみたことがあるのか?と言います
以前にも一度オーグスト王との誓いが忘れられかけて、森への開拓の勢いが増したときがある
その時はオーグストさんが、ちょっと枕元に立っただけであわててやめてしまった
・・・だから今回も最初は夢で警告をしたみたいです
それで終わると思ってたけどユグナスさんは頑固でした
それで、ちょっと世界樹の力を借りてリフキンの姿に変えてみせたらしいです
「より強い警告」
それで今回の開拓も終わるはずだった・・・のですが、今回は終わりませんでした
それどころかユグナスさんは自分に賭けられた呪いさえ・・・
世界樹を理解するための助けにしてしまいました
だからユグナスさんは「呪いを解いてはならない」って言っていたみたいです
「なあ、ハーサーカ 剣がおまえのところにこいつらを呼んだのは、さ あいつ・・・オーグストの魂もまた迷ってる、ってことじゃねーかな・・・」
「オーグストは迷ってる、と思うね 時代が流れたのよ、新しい力が生まれつつある」
アシェラさんやわたしのようなのが今のアドゥリンにはいっぱいいるんだと言います
そして・・・
「鱗の隠された場所に心当たりがある」
ここまで探しても見つからないと言うことは、探さなかった所にあるに違いない
「森の守護者たちが入り口を見張ってる、その奥・・・『大冥宮』の中だよ!」
大冥宮の中を探せば見つかる可能性はある・・・でも大冥宮を探るためには森の守護者たちの許可だけではなく、ハーサーカの許可も必要らしいです
オーグスト王は迷っている、このまま開拓をやめさせるだけでは事態は解決しない
そして、世界樹にはもう冥王の力を抑えておけるだけの力はない
開拓をさせてでも、森の奥に導く必要があったんだとモリマーさんは言います
そうじゃなかったら、開拓者に森がむやみに傷つけられるのを黙っているわけがない
なぜ黙っていたのか・・・それは、門を護っている七支公やリフキンたちに無理やりにでも会わせるため
ユグナスさんの変化からそれ以降、惨事は何一つ起きていない
逆に開拓は順調に進み、今や多くの開拓者が大冥宮に辿り着いている
それらを見てモリマーさんはオーグスト王が迷っている証拠だと言います
「犠牲なき上に、救いはない・・・状況はそれだけ切羽詰まってる」
そこまで話したモリマーさんはハーサーカに反論があれば聞くぜ!と言いました
「・・・モリマーよ、共に王と戦いし我が友よ」
「証を持つ若者よ・・・おまえがモリマーのいう新しい力であるならば、暗き冥宮を照らす、我の加護を与えよう」
これでわたしは大冥宮の入れなかった区画に入れるようになったみたいです
一緒に行こうとするアシェラさんでしたがモリマーさんに止められます
アシェラさんが今やるべきことは鱗探しでは無く、アドゥリンの街の事だと言われます
「大冥宮に入って光の鱗を探す・・・」
「大変だと思うけれど、危険だと思うけれど、お願いします!」
「きっと・・・それはあなたにしかできないことだから」
大丈夫!アシェラさん、使いっパシリはわたしにまかせて!
なしこ