メルヴィアンさんの死によって十二家の関係がぎくしゃくし始めてるらしいです
あの人たちのごたごたはうんざりなので聞き流します
ただ、それによってアシェラさんが元気がなくなるのは困るので様子を見に行く事に
アドゥリン城につくと、メイドのフレミラさんに話がしたいと言って連れて行かれます
最近またアシェラさんの元気がないので、何があったのか教えて欲しいとの事・・・
わたしも難しいことはわかりませんが・・・
メルヴィアンさんの死について・・・
反対派の工作なんじゃないか
逆に反対派を陥れるための推進派の誰かが手を下したのではないか
ざっくり言うとそんな感じで言い争いをしてる感じみたいです・・・
するとフレミラさんがアシェラさんが苗木を取って来て栽培されたアドゥリントマト
それを貰ってきて欲しいと言います
「瑞々しいトマトを見れば、きっと少しくらいは元気になってくれるはずですよ」
そうなの?・・・ってことでわたしがそのトマトを貰いに行きます
トマトを受け取りに行くと、お城からトマトが欲しいと依頼があったみたいです
城からだれか使いに出すと言われていたみたい
「ははーん、あなた、うまいこと利用されたわね」
・・・アシェラさんのためじゃなかったんかい!
するとそこにフレミラさんが走ってきました
お使いをわたしにバレて怒られて走って来たの?と聞かれると
半分は正解です、と答えます
トマトを受け取りに行く仕事をわたしに押し付けたけど
その後アシェラさんから伝言を頼まれて走って追いかけてきたみたいです
トマトは責任を持ってフレミラさんが持って帰ってくれるとのことなので
わたしはアシェラさんの元へと向かいます
先の地震で地下水路のあちこちが壊れたと言う報告があって
「水の流れが変わってしまった」と大騒ぎになっているみたいです
アシェラさんにもどういう意味かよくわからないので、今から詳しい事情を聞くみたいです、それに一緒に来てほしいって事みたいです
皆さん集まって難しい話をしています
水路が壊れてしまったみたいです・・・
重要な部分だけでも・・・と思ったのですが
うるさいタルタルなんかもいて内容が全然頭に入ってこない・・・
(会話形式は相変わらず混乱してしまう)
・・・うるさいので口を塞いで黙らせました
水路が壊れたと言うのは、風水の術が破れたという事になるみたいです
大遠征の時代、当時のアドゥリン王や名家の当主の夢枕に立って
ウルブカへの遠征を辞めるように警告をしました
これをきっかけに遠征は中止になり、時の王はアドゥリンの街の地下にオーグスト王の墓所を新たに造って、念入りに初代王の御霊を弔いました・・・
しかし、御霊を弔うためというのは真実の半分らしいです
墓所の置かれているララ水道は風水術を利用した巨大な封印の施設でした
初代王の魂、もしくは思念のようなものがアドゥリンの街に影響を及ぼせるのは確かでした
当主たちの夢枕に立ち、警告を与え、警告を無視すればさらなる罰を与える
気が付けば「王の呪い」という目に見えないモノへの恐怖に変わり、国は騒然となりました
そこで当時の王は街そのものを利用して、巨大な退魔の結界を張ることにしたみたいです
生活のための水路を作ると言う名目で、実際には巨大な水路そのものが風水術的な仕掛けをほどこした魔法装置ということらしいです
初代王の墓所を中心として広がる魔法障壁
だからこそ、あのように迷うほど複雑なんだとか
地下水路の水はただ流れているのではなく、魔道士が魔法をかけているときの手の動きと同じ、決められた流れに従って魔法的な意味を持って流れています
邪悪を退け、街へと入れないために・・・
アシェラさんが言います
「オーグスト王のことを、そこまで恐れていたのですね・・・」
大きな力はそれが良い物であっても、怖いものだ・・・とイルドベールさんは言います
ともかく、凶事がそれ以上起こることもなく平和が戻ってきたので、魔法装置は以後良く働いているように思えたそうです
すると、うるさいチェイロマチェイロさんが・・・
「だーかーら!壊れちゃ何がまずいのかってーんだよ!」
「壊れたら直しゃいいじゃんか、慎重派はこれだからなー」
「そんな姿勢だから、進む話も前に進まないんだってーの!」」
「ここはひとつ、潤沢に予算をぶっこんで、だな!」
「やろうぜ、すぐやろうぜ。ちゃっちゃと金かけてー」
うるさいのでまた黙らせました・・・
すると風水士のイキさんが言います
「じゃあ、言い直す・・・呪術の経路が書き換えられた」
風水盤で気の流れを見てみると、同期が外れているみたいです
たぶん、術が別の術に変えられていると言います
しかし、直接行って確かめないとこれ以上はわからないみたいです
しかし地下水路には魔物が居て危険だとアシェラさんが言います
すると、ズヴェンヤさんがわたしに頼んでみてはどうかと言い出します
「この話、外に漏らすわけにはいきません、この中の誰かが行かざるを得ないのです」
「あなたの今までの活躍、わたしは決して偶然とは思っていませんよ」
「アシェラの信頼を得たあなたならば、っこにいる誰も異を唱えないでしょう」
ほめ殺しでパシさられそうになってる?
・・・すると、イルドベールさんが追い打ちをかけます
「満場一致のようですな 水路の件、よろしく頼みましたぞ」
・・・まぁ行きますけどね
むずかしい話を聞かされるより、うまく利用されてる方が全然楽です
なしこ