くうはくの745

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働き過ぎたローラさんと刺激を求めすぎたジェイジェイ【ゆるく遊ぶ侍道4 その14】

野宿から目覚めると大通りに鬼怒川怨仙が来ていました

 

 

(3日目 ローラとともに鬼怒川を訪問する・・・嫌な予感しかしない・・・)

 

 

英国領事館に行くとジェイジェイがちょうどいいところに来たと言います

 

「ローラ様のお供を探していたんだよ」

 

 

「御大老様のお招きでこれから代官所へ向かうところなのですが・・・良かったら私の護衛をして頂けないでしょうか?」

 

 

もちろん引き受けます

 

 

ローラさんと一緒に代官所

 

 

「公使様ようこそお越し下さいました」

 

 

「お招き頂きありがとうございます」

 

 

「噂通りのお美しい方ですな お目にかかるのを楽しみにしていましたよ」

 

 

「ところで 日本食はお好きですか?」

 

 

「実はあなたがお越しになると聞いて 娘たちが腕によりをかけて料理を作ったのです」

 

 

「「え・・・お姫様たち自らがお料理を?」

 

 

「どうぞ お召し上がりください」

 


ローラさんおいしいと言いながら江戸前海鮮鍋を食べます

 



「ごちそうさまでした お鍋 とてもおいしかったです」

 

 

「領事館に帰ったら早速コック長に命じ鍋とやらを作らせたいと思います」

 

 

「それは良かった・・・」

 

 

「明日はもっと大きな鍋をご覧にいれましょう」

 

 

「お楽しみに」

 

(釜茹での事か・・・コイツ・・・)

 

 

明日あの釜茹でを見せるためか今日のところは何事もなく帰ることが出来ました

 

「おかえり 楽しかったかい?」と聞くジェイジェイに

 

ローラさんは

 

「お鍋 とてもおいしかったです 伯爵もいらっしゃればよかったのに・・・」

 

と言います

 

 

ローラさんは護衛のお礼を言った後、夕方一緒にチェスをしようと誘ってくれました

 

 

「ローラ様はキミといると本当に楽しそうだね 良かったらまた寄ってくれたまえ」

 

(ジェイジェイとも仲良くなってきている気がする)

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

夕方、英国領事館に行くと・・・

 

 

「どうしたんだローラ様!大丈夫かい」

 

 

ローラさんが倒れていました

 

(まさかあの江戸前海鮮鍋に毒が盛られていた・・・?)

 

 

しかしローラさんは少し疲れただけなので心配はいらないと言います

 

ジェイジェイは無理をしないで少し休んだ方がいいと言います

 



「ああキミ 良いところに来てくれた ローラ様は少々お疲れのようだ」

 

 

「どこかで精のつく薬を買って来てくれないか?」

 

(病院にはいかないんだな・・・)

 

 

とりあえず急いでいつも阿修羅きのこを買ういきつけの薬屋さんに向かいます

 

疲労に効く薬・・・ただいま調合いたします」

 

 

「これを飲めばどんな疲れもいっぺんに吹きとぶこと請合いです」

 

 

薬を受け取り急いで英国領事館に戻ります

 

 

しかし英国領事館の前には般若党が待ち構えていました

 

 

「その薬・・・さては夷人どもに頼まれて買ってきたのだな!」

 

 

「夷人の手先め!許せん!」

 



黙れ!お前らに許してもらう必要なんぞねえわ!!

 

 

さっさとどけ!

 

 

攘夷志士達を倒して英国領事館に入りローラさんに薬を届けます

 

「ありがとう ご苦労さん」

 

 

「どうやら眠ってしまったようだね」

 

 

「目が覚める頃にはキミが買ってきてくれた薬が効いて きっと元気になっているよ」

 

 

「天使の寝顔を見られるなんてキミはラッキーボーイだ」

 

ジェイジェイはまた夜に様子を見に来るように言います

 

 

夜にふたたび英国領事館を訪ねると門のところにジェイジェイがいました

 

「ローラ様はぐっすり寝てるよ」

 

 

「よっぽど疲れていたんだろうな」

 

(よかった・・・毒を盛られたわけではなかったんだな)

 

 

「ところで明日は剣術大会だそうだね」

 

ジェイジェイに会場を見に行こうと誘われます

 

 

「これはスゴイ!」

 

 

「こんな立派な闘技場を一晩で完成させるとは 日本人を見直したよ」

 

ジェイジェイと剣術大会の会場を見ていると・・・

 

 

「ほう ついに完成したか」

 

様子を見に来た鬼怒川怨仙と鉢合わせします

 

 

「これはこれは御大老様 明日の剣術大会が待ち遠しいねえ」

 



「うむ・・・いつだって才能の発掘は楽しいものですよ」

 

 

「ちなみに ボクの本命はこのサムライくんさ」

 

 

「彼はきっと優勝するよ ナンなら黒船を賭けてもいい」

 

 

「おっと 大きく出ましたね では 私は何を賭けましょうか」

 

 

「そうですね 君の望みのものでいいですよ」

 

 

「さすがは御大老様 太っ腹だねえ」

 

するとジェイジェイは・・・

 

 

「美しいお嬢様方三人をお嫁さんにいただくってのはどうだい?」

 

(三人・・・?)

 

 

「どうだいこの賭け乗らないかい?」

 

(もしかして本気で言ってるの・・・?)

 

 

「娘三人は我が命」

 

 

「黒船と交換では割に合いませんね」

 

 

「では 何と交換なら?」

 

(さらに詰め寄ってる・・・本気だったんだ・・・)

 

 

すると鬼怒川怨仙は言います

 

「君の命です」

 

(だめだ・・・そういうのジェイジェイは・・・熱くなってしまう・・・)

 

 

「いいねぇ 面白い」

 

(やっぱり・・・)

 



「負けたらこの命 御大老様に差し上げるよ」

 

 

「本当にいいのですかな?」

 

 

「それだけ価値のある賭けだ 乗ったよ」

 

 

「御大老様こそいいんだね?」

 

 

「もちろんです」

 

 

「明日の剣術大会が楽しみですな」

 

そう言い残して鬼怒川怨仙は帰っていきました

 

 

「わくわくするねえ 僕が生きるも死ぬもキミ次第だ」

 

 

「明日はボクのため 死に物狂いで頑張ってくれたまえ」

 

そういってジェイジェイも帰っていきました

 

 

そして翌日 剣術大会が開催されます

 

 

英国領事館に顔を出すとローラさん達はティータイムを楽しんでいました

 

 

ジェイジェイが「今日はいよいよ剣術大会だね」と言います

 

 

「もちろん君も参加するのだろう?」

 

(参加しなかったらアンタ殺されちゃうやん・・・)

 

 

「外国人の参加も認められているので 私も参加するつもりだ」

 

(こんな殺し合いの大会に出場していい立場なんだろうか・・・)

 

 

「参加する・・・当然だろう」

 

(ジェイジェイを見殺しにするわけにもいかないもんな・・・)

 

 

「嬉しいね アドレナリンを沸騰させてくれたまえ 興奮の極みを味わいたいのだ」

 

(命を賭けてまでやることなのかね・・・)

 

 

第一回戦

 

槍使い女 江里香

 


女を見た目でしか判断できない男に復讐したいらしいのですが・・・サクッと倒してしまいます

 

 

第二試合

 

格闘家 鬼瓦

 

 

控え室に居る時から目をつけられていたらしい・・・

 

 

怖かったのでサクッと殺害します

 

 

(外国ルートの剣術大会の相手はクセがつよいな・・・)

 

 

第三回戦の相手は・・・小暮さん

 

 

小暮さんは峰打ちで勝利します

 

 

小暮さんは「お前に負けるとは・・・」と言い残し去っていきます

 

(阿弥浜で知り合ったみんなと力を合わせるにはどうすれば・・・)

 

 

窯茹ではまっぴらなので表彰式は辞退します

 

 

(この窯茹での事を前日ローラさんに匂わせてたんだな・・・悪趣味な奴)

 

 

剣術大会の後英国領事館に行ってみます

 

 

「最近また般若党の動きが激しいようだね」

 

 

「剣術大会の一件がかえって彼らを駆り立てたようです」

 

(残った精鋭たちで起死回生を狙ってるところか・・・)

 

 

「怖いですね いつ領事館が標的にされるか分かりません」

 

(赤城さんは裏をかいた起死回生のつもりだったけど英国側からすれば想定内だったのかも・・・)

 

 

怖がるローラさんにジェイジェイは

 

「僕にとっちゃ少々スリリングな方が刺激があって楽しいけどね」

 

と言います

 

 

侍の姿に気づいたジェイジェイは優勝おめでとうと言います

 

一服してくるのでローラさんの相手をしていてくれと言い、外に出ていくジェイジェイ

 

 

「賭けには勝ったし 気分は最高」

 

 

「あの美しい三姉妹が僕のお嫁さんになるんだ」

 

 

「結婚式はいつにするのか大老と相談しなくては」

 

 

「一度に三人もお嫁さんを貰えるなんて ボクは世界一の幸せ者だ」

 

 

タバコを吸おうとするジェイジェイに一人のチンピラが近寄ってきます

 

「あのー あっしにも一本下さい」

 

 

「いいよいいよ 僕は今 最高に気分がいいからねえ」

 

そう言って煙草を差し出すジェイジェイ

 

次の瞬間・・・

 

 

チンピラの刀がジェイジェイの腹部に突き刺さります

 

不意を突かれ何もできないジェイジェイを飛び出して来た攘夷志士が斬りつけます

 

 

異変を感じて外の様子を見に来たローラさんと侍・・・

 

 

急いでジェイジェイに駆け寄りますが・・・

 

 

「攘夷・・・に・・・やられ・・・たよ」

 

 

そう言い残してジェイジェイは息を引き取ります

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

外国ルートは分岐が終盤にあるので今日はここで終わります

 

なしこ









 
 

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