くうはくの745

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鬼怒川をどうにかしないと日本が破滅に向かってしまう【ゆるく遊ぶ侍道4 その12】

あの時、最後まで話を聞いていたらどうなっていたのか・・・

 

「琴吹君 攘夷志士どもは動揺し怖気づいています 今こそ根絶やしにする絶好の機会ですよ」

 

 

早速攘夷志士の残党狩りの手配をするという琴吹さんでしたが・・・

 

 

鬼怒川怨仙はそのやり方では駄目だと言います

 

「そのやり方はもう駄目だと言うことが判らないのですか 退治しても退治してもきりがない」

 

 

「これ以上 幕府に歯向かうとどうなるか 我らが圧倒的な力を知らしめるのです」

 

 

「圧倒的な力・・・」

 

 

「英国の大砲・・・あれはなかなか魅力的ではないですか」

 

 

「あれで残党どもを一人残らず吹っ飛ばしてやるのです その威力を目の当たりにして逆らおうなどと思う者などいないでしょう」

 

 

「では早速 領事館へ行って交渉しましょう」

 

 

鬼怒川は領事館に向かい交渉を始めます

 

「黒船に備えられた大砲 これでお売り頂けますかな?」

 

 

「これではまだ足りませんか」

 

 

「いえ お金の問題ではありません」

 

 

「大砲は一度に多くの命を奪う恐ろしい兵器です 売れと言われて簡単にお渡しする訳には・・・」

 

 

「血に飢えた攘夷志士たちの蛮行を止めるために必要なのです」

 

 

「英国の最新の大砲があれば、我らの犠牲も最小限にとどめられ」

 

 

「これ以上無駄な血を流さずにすみます」

 

 

「攘夷志士さえいなくなれば この地にも平和が訪れ」

 

 

「外国人が安心して暮らせる町になるのです」

 



「英国と日本の友好のためにもどうかお力をお貸しください」

 

 

「さあ御決断を・・・我々には時間がありません」

 

綺麗事を並べてまくし立てる鬼怒川・・・

 

 

「・・・わかりました」

 

 

「大砲をお譲りします その代わり二度と争いが起きないようになさってください」

 

 

「ありがとうございます 公使様の御好意には必ずや報いてみせますよ」

 

 

早速運び出される大砲

 

 

「これでは黒船が丸裸になってしまうね」

 

 

「心配御無用」

 

鬼怒川怨仙は攘夷志士を一掃すれば何も恐れることはないと言います

 

 

「よし これで準備は整った いざ出撃」

 

 

「おぬしも準備が出来たら来てくれ」

 

 

鬼怒川怨仙も期待していますと言います

 

(わたしの事釜茹でにして殺そうとしてたくせに・・・)

 

 

神社の洞窟前に集まります

 

「これから般若党の本拠に突入する」

 

 

「我らには英国の最新大砲あり」

 

 

「こいつで 思い知らせてやるぞ」

 

(琴吹さんは悪い人ではないんだろうけど・・・)

 

 

「突撃」

 



攘夷志士を蹴散らしながら洞窟の奥を目指します

 

 

幕府ルートだと相変わらず大量にいる攘夷志士達

 

 

「ついに般若党の本拠にたどり着いたぞ」

 

 

「よく来たな褒めてやるぞ 幕府の犬にしては上出来だ」

 

 

「強がっていられるのも今のうちだよ」

 

 

「これがみえませんの」

 

英国の最新大砲を構えます

 

 

「そんなこけおどしに怯む我らではない」

 

 

「こけおどしかどうかすぐにわかりますわ」

 

 

「毛唐の武器に頼るとは恥を知れ それでも日本人か」

 

 

「撃てーっ」

 

大砲がぶっぱなされて戦闘開始

 

 

「ひるむな 大和魂を見せてやれ」

 

 

(すでにろくな結末は期待できないけど・・・もうやるしかないな・・・)

 

 

(せめて苦しまないように一瞬で決着をつけてやる)

 

 

(鬼怒川の言うことを聞いた時点で最悪の結末しか待ってなかったんだ・・・ごめん)

 

 

「ぬおおおおおおおおおおお!つま斬り発動!!」

 

 

(くそっ・・・前回のほうがはるかにマシだったじゃないか・・・)

 

 

 

「死して尚 我が魂は戦い続ける・・・」

 

 

「この美しき国を守るために・・・」

 

 

「刀であの世で送られるのが せめてもの救いか・・・」

 

 

(ごめん・・・ごめん・・・ごめん・・・)

 

 

「ついに倒したか・・・」

 

 

「攘夷準滅のこの日が来ようとは・・・」

 

 

「思い起こせば幾星霜・・・」

 

 

「我らは攘夷と数々の攻防を繰り広げてきた」

 

 

「敵味方傷つき死んだ者は数知れず・・・だがその戦いについに終止符が打たれたのだな」

 

 

「我らが勝利を一刻も早く御大老様にご報告せねばな」

 

 

(一番の悪は目の前に居るのに・・・今回も何もできなかったな・・・)

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

 

領事館でローラさんに報告をする鬼怒川


「おかげで攘夷勢力を駆逐出来ました」

 

 

「では もう不要な争いは起こらないのですね」

 

 

「あなた方も今後は攘夷志士の襲撃に怯えることはありません」

 

 

「ところで・・・ひとつお願いがあるのですが・・・」

 

 

「この度の戦いで我々はあなた方の進んだ技術の素晴らしさを改めて感じました」

 

 

「先進技術はどんどん取り入れていこうと思います」

 



「そこで研究のため あなた方の黒船をしばらく貸して頂きたいのです」

 

 

「え?」

 

 

さすがにジェイジェイも口を出さずにはいられません

 

「おいおい さすがにそれは無理な相談だろ」

 

 

「もちろん ただでとは言いません」

 

 

「日本と英国の友好の証として」

 

 

「製糸工場の建設をお約束いたしますよ」

 

 

「本当ですか」

 

(ローラさん・・・そんな話信じたらダメや・・・)

 


「日本はこれから産業の発展に力を入れたいのです」

 

 

「わかりました 日本のために黒船をお貸し致しましょう」

 

(まわりに止める大人はいないのか・・・ダメに決まってるやろ・・・)

 

 

「なんてお人よしだ 黒船を手放すなんて正気かい?」

 

(いいぞ、ジェイジェイ止めて・・・)

 

 

「話はまとまりましたな ではそういうことで・・・」

 

(ダメか・・・)

 

 

「というわけで黒船はしばらく我らが借り受けることになった とりあえず今晩おぬしには黒船の警備を頼むぞ」

 

 

(これまでの鬼怒川の行動を見てるのに なぜ信用してしまうんだ・・・)

 

 

しかしこうなってしまったものはしょうがない・・・誰もいない黒船の警備をすることに・・・

 

 

誰もいないと思っていた船には茂呂さんが乗っていました

 

「黒船の番を頼まれたのか」

 

 

「お前さんは鬼怒川が本心から産業の発展や英国との友好を願っていると信じているのかい」

 

 

「あの男は怪物だ」

 

 

「必ずや日本の進む道を過つぞ」

 

 

「お前さんにはそれがわからねえのか」

 

(・・・茂呂さん・・・わかってる・・・わかってるんだよ・・・でも)

 

 

(なんとかしてすべてがうまくいく方法を探さなきゃいけない・・・だから今回は・・・ごめん)

 



「残念だな」

 

 

「もう少し人を見る目のある奴だと思っていたのによ」

 

 

(いつか・・・きっと正しい道を見つけるから・・・)

 

 

「今からでも遅くない・・・」

 

 

「鬼怒川を・・・斬れ・・・」

 

 

「さもなくば 日本は・・・」

 



「日本は・・・滅びるぞ・・・」

 



(・・・正しい道を見つけられず・・・いろんな人を苦しめて・・・殺して・・・自分だけやり直して・・・)

 

 

(わたしも・・・鬼のようなものか・・・)

 



数日後

 

 

「その後 製糸工場の建設はいかがでしょう?」

 

 

「あれはやめましたよ」

 

 

「兵器工場を作ることにしました」

 

 

「どう言うことですか」

 

 

「我が国のような小さな国が強くなるためには」

 

 

「植民地を獲得し 資源を確保するのが早道なのです」

 


「これは あなた方列強諸国に学んだことなんですけどねえ」

 

 

「話が違います ならば黒船を返してください!」

 

 

「いえ あれは我々が貰っておくことにしました」

 

 

「そんなことだろうと思ったよ」

 



「こんなことをして海兵隊が黙っているはずがありません」

 

 

「お忘れですか」

 

 

「黒船も大砲も我らが握っているのですよ」

 

 

「さあ 話はもう終わりです」

 

 

「客人がお帰りです 領事館までお送りしてください」

 

 

「当分の間 領事館の外へ出ることも本国との連絡も禁じます」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

そして

 

 

「諸君 我々は黒船建造に成功し」

 

 

「列強と肩を並べるところまで決ました」

 

(琴吹・・・さん・・・)

 

 

「最早 東洋の二流国ではない」

 

 

「我らは列強諸国に追いつき追い越し世界に冠たる最強国家を目指すのです」

 

 

「これからは植民地獲得を賭けた戦の時代となるでしょう」

 

 

「北へ南へ東へ西へ 我らが領土を広げ 世界一強く」

 

 

「世界一豊かな国を築くのです」

 

 

「行け 勇敢なる兵士達よ」

 

 

「世界は私のものだ」

 

 

「勝利に酔い 領土拡張に歓呼する人々」

 


「ついに日本は先進列強国に肩を並べたのだ」

 

 

「この国の行く末を憂う者などいない」

 

 

「鬼怒川独裁の下 日本は軍国主義をひた走る」

 

 

「まさか滅亡に向かって ひた走っていようとは誰一人気がつかなかったのである」

 

 

「破滅への道」

 

鬼怒川に賛同し 独裁体制を選んだ

 

(いろんな日本人の生きざまを見てきたけど・・・どうすればみんなが一つになって鬼怒川と戦うことができるのか・・・まだ答えはみつからない・・・)

 

なしこ


 

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