くうはくの745

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もしかしてだけど・・・これって阿弥浜を光ある未来へ導いちゃってるんじゃないの【ゆるく遊ぶ侍道4 その11】

阿弥浜を光ある未来へ導いた・・・と言えなくもない気もするけど・・・

 

 

「急げ 夜明けまでに完成させるぞ」

 

3日目の夜、代官所の役人たちは剣術大会の舞台を建築していました

 

 

「剣術大会だか何だかしらねえが 御大老様の気まぐれにつき合わされるのはたまらんよなぁ」

 

 

何もしない茂呂さんに琴吹さんが手伝うように言います

 

 

すると職人の一人かが足場を組むための鉄のネジが足りないと言い始めます

 

「鉄のネジ?」

 

何のことかわからない琴吹さんに西洋の便利な道具だと説明します

 

 

 

茂呂さんは

 

「あんなもの一つとっても西洋の文明はすごいねえ」

 

と感心します

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

 

「あ 思い出した」

 



「今夜 港へ取りに来いって言われてたんだっけ」

 

 

「おい 誰か手の空いてる者がいたら港へ行って来てくれ」

 

自分が忘れていたにも関わらず誰かに取りに行ってくれと言いだす茂呂さん・・・

 

 

すると琴吹さんに

 

「手の空いてる者などおらんぞ 働いていないのはおぬしだけだ」

 

と言われます

 

 

しぶしぶ港に行こうとする茂呂さんでしたが・・・

 

 

たまたま出会ったわたしに代わりに取ってくれないかと言います

 

(まぁ・・・港で般若党に襲われるのも知ってるし・・・行くか)

 

 

「遅かったネ 待ちくたびれたヨー」

 

って事で茂呂さんの代わりに港にやって来ました

 

 

「あんた それでも日本人か」

 

荷物を受け取ると赤城さんたちが飛び出してきます

 

 

「夷敵から買ったその武器で同じ日本人が殺されるんだぞ」

 

 

「オーノーこれ武器じゃない ワタシ 武器商人じゃないよ」

 

外国人の商人は武器ではないと言うのですが・・・

 

 

「問答無用!」

 

当然攘夷志士たちは聞く耳を持ちません

 

 

仕方がないのでまずは赤城さんを黙らせ・・・

 

 

地味に厄介な小暮さんも

 

 

大人しくさせます

 

 

 

「死に場所はここではない もっとふさわしい死に場所がある 退け」

 

そう言って退却していきます

 

 

荷物をもって大通りに戻ります

 

「攘夷志士に襲われただと」

 

 

「やれやれ命拾いしたぜ」

 

(港で刀をしまわなかったせいでずっと刀を構えててダサい・・・)

 

 

茂呂さんは、明日の剣術大会までに会場を完成させないと切腹ものだし・・・

 

 

命が幾つあっても足りないとぼやきます

 

 

そして琴吹さんが明日代官所によってくれと伝言を預かったと言われます

 

(目の前に琴吹さんいるけど・・・)

 

 

夜が明けて剣術大会当日

 

 

言われた通り代官所に顔を出します

 

「大会はもうすぐ始まる」

 

 

「ところで おぬし 参加するんだろう?」

 

 

「まだ決めてないなら是非参加して欲しい おぬしを参加させるように」

 

 

「御大老様から直々の御指名を受けたまわってるんだ」

 

(あの釜茹での罠の大会に・・・?)

 

 

(一体何を考えているのかわかりませんが、参加しないわけにもいかない・・・)

 

 

一回戦目の相手は般若党選抜 細川

 



顔に死相がでてるぞ・・・

 

 

第二回戦の相手は 老剣士 巣鴨

 

 

「見える 若造よ おぬしには死相が出ておる」

 

(細川ほどは出てないと思うけど・・・)

 

 

死ぬのはアンタだよ

 

 

第二回戦も勝利

 

 

第三回戦の相手は朱・・・暗黒脳天 まだら

 



「悪いが命を貰う」

 

 

(隠れて幕府と繋がっている朱美がなぜこの大会に出て来ちゃうのかは謎・・・)

 

 

とりあえず倒して三回戦勝ち抜き

 

 

釜茹では御免なので表彰式は辞退します

 

 

どこの勢力にも属してない場合のみ魔鱗組になることができるっぽい

 

 

一歩間違えれば殺されていたのに・・・三姉妹のもとを訪れるのか・・・

 

 

鬼怒川怨仙が待っているらしい

 

 

「剣術大会以来 町中が恐怖で凍り付いております」

 

 

「いくら危険分子を一掃するためとはいえ あのやり方は逆効果ではありませんか」

 

 

「為政者は時に非常にならねばならないものです 」

 

 

「私だって本当はやりたくなかったのですよ」

 

 

「しかしこれ以上の攘夷を許すと」

 

 

「外国の日本侵略への口実を与えてしまう」

 

 

「幕府を ひいては日本を守るため」

 

 

「私一人が悪人になればよいのだと 心を鬼にしたのです」

 

 

「為政者とは孤独なものですねえ」」

 

 

黙って聞いていた茂呂さんは頭を下げて・・・

 

 

出て行ってしまいます

 

琴吹さんは「おい どこへ行く」と言いますが・・・

 

 

鬼怒川怨仙は

 

「捨て置きなさい 覚悟があってのことでしょう」

 

と言います

 

 

「申し訳ございません とんだひねくれ者でして・・・」

 



「・・・御免」

 

 

「なにっ お おぬしまで・・・」

 

 

「ひねくれ者がもう一人いたようですね」

 

 

「まったく・・・話にならん」

 

そういってわたしも出ていきます

 

 

「おや お前さんも逃げてきたのか まっとうな判断だな」

 

茂呂さんと場所を変えて話をすることに

 

 

「鬼怒川は口では綺麗事を言っているが・・・」

 

 

「本当は鬼怒川こそが この世で一番血に飢えた人なんだ」

 

 

「このままでは遠くない未来 幕府は滅びる」

 

 

「いや 幕府どころか 日本が滅びてしまう」

 

 

「どうしたらいいのか俺は無い知恵を絞って考えていて ふと気がついたんだ」

 

 

「そもそも鬼怒川がこの阿弥浜に赴任して来たのは この町に攘夷志士がはびこり 治安が悪化したからではないかと」

 

 

「攘夷志士を消すのか?」

 

 

「攘夷志士さえ一掃できれば鬼怒川の役目はなくなる 江戸へお引き取り願えるってわけさ」

 

 

「攘夷攘夷と恐れられているが中心になっているのは大将の赤城と副将の小暮だ」

 

 

「この二人さえ倒せば後は烏合の衆」

 

 

「しかも 今 釜茹でで怖気づいた攘夷志士達が次々と脱落し攘夷勢力は弱体化している」

 

 

「倒すには絶好の機会だろ」

 

 

「とはいえ こっちは俺たち二人だけだ 厳しい戦いになるだろう・・・」

 

 

「望むところ」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

すると聞いたことのある声が聞こえます

 

「面白そうだね」

 

 

「ボクも混ぜてくれよ」

 

(ジェイジェイ・・・なんで?)

 

 

「ちょっとまて お前さんが加わるとなると問題だぞ」

 

茂呂さんが復讐したいのか?と聞くと

 

 

ジェイジェイは、ただ刺激が欲しいだけだと答えます・・・

 

 

「やれやれ」

 

茂呂さんは少しあきれた様子でしたが、動機はともあれ味方は一人でも多いほうがいいと言ってジェイジェイも仲間に入れることにしました

 

「決行は夕刻・・・準備が出来たら洞窟の前に集合だ」

 

 

そして夕方、洞窟の前に集まります

 

「何と言っても多勢に無勢だ 敵に見つからないよう慎重の上にも慎重に進むんだぞ」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

 

いきなり発砲するジェイジェイ・・・

 

 

「曲者 出合え出合え」

 

いきなり攘夷志士達に見つかってしまいます・・・

 

 

「こっちのほうがエキサイティングでスリリングじゃないか」

 

 

「こんな奴 連れて来るんじゃなかった」

 

ともかくここまで来たら突撃あるのみ!

 

 

攘夷ルートの時は窯茹でに怖気づいて大量離脱してたのに・・・

 

すごい数の攘夷志士が立ちはだかります

 

 

「ここからさきは通さん 我々が相手になる」

 

攘夷志士がさらに増員

 

 

阿修羅きのこも買い放題なのでつま斬りし放題

 

 

大量の攘夷志士達を蹴散らして先に進みます

 

 

そして洞窟の奥に到着 赤城さんと小暮さんが待ち構えています

 

「ほう ここまで来るとは上出来だ」

 

 

「へぇーここがお前さん達の根城か・・・」

 

 

「こんな所にこもっているから世間が見えなくなるのだな」

 

 

「夷人に尻尾を振る犬が説教とは片腹痛いぜ」

 

 

「どうあがこうと日本は変わらざるをえないんだよ」

 

 

「外国の進んだ文明を取り入れないと 日本は取り残される」

 

 

「それこそ 夷敵の思う壺 我が国土のみならず 魂まで汚されることがわからんのか」

 

 

「どんな世になろうと 日本人は日本人だと 俺は信じている」

 

 

「黙れ売国奴 日本だけは違うことを見せてやる」

 

 

「真の武士がいる限り この国には指一本触れさせん」

 

 

(赤城さんに言うことを聞かせるのは難しそうだな・・・人の話を全然聞かない とりあえず今回は力でねじ伏せさせてもらう)

 

 

(赤城さん・・・小暮さん・・・ごめん・・・)

 

 

「赤城烈斗 死しても魂は死せず」

 

 

「赤城 すまん・・・あの世で会おう・・・」

 

 

「ついにやったか・・・」

 

 

「攘夷はこれで壊滅 もはや鬼怒川がここにいる理由はない 江戸へお引き取り願おう」

 

 

「お疲れさん」

 

攘夷を壊滅させたわたしたち三人は洞窟の外に出ます

 

 

「茂 どうしておまえがここに・・・」

 

洞窟の外には琴吹さんと大勢の魔鱗組の姿がありました

 

 

「すまんな 手柄を横取りしちまって」

 

 

「そうか・・・お前の魂胆判ったぞ」

 

 

「御大老様に江戸へ帰って頂こうと言うわけか なかなかやるな・・・」

 

 

「俺もやる時はやるのさ」

 

 

「だが お前にはすでに 反逆者の烙印が押されている」

 

 

「俺が 見て見ぬ振りが出来ると思うか」

 

 

「お互い辛いなあ」

 

 

「お前とこんなことになるとはな・・・」

 

 

(三つの勢力だけではなく同じ勢力の中でもわかり合えない事もある・・・どうすれば・・・)

 

 

(とりあえず今回は茂呂さんを死なせるわけにはいかない・・・ごめん・・・琴吹さん)

 

 

「のちの世に伝えてくれ 阿弥浜代官 琴吹光は 最後まで幕臣であったと・・・」

 

 

幕臣として・・・立派に・・・死んだとな・・・」

 

 

「お前さんとはずっといい友でいたかった」

 

 

「恨むなら時代を恨もうな」

 

 

「こんなことになるとは想定外だった すまんな、とんでもないことに巻き込んで」

 

するとジェイジェイが言います

 

 

「キミたちを幕府方には渡すものか 領事館に来たまえ かくまってやる」

 

 

「暫く様子を見よう」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

数日後

 

 

「攘夷が一掃され 阿弥浜に留まる理由を失った鬼怒川はその後江戸へ帰った」

 

 

「血で血を洗う戦いが終わり この地には一気に近代化の花が開いたのだ」

 

 

「茂呂はその手腕を大いに振るい茂呂財閥を築き伯爵の称号も得た」

 

 

「その傍らには相談役として かつて共に戦った侍の姿があった」

 

 

「文明開化の象徴とも言うべき舞踏会は連日連夜繰り広げられた」

 

 

 

「美女を抱いて踊る紳士たちの多くは かつて侍と呼ばれた男たちだったのである」

 

 

「晩年 茂呂はこう語っていた 侍はもうこの国には必要なくなったから滅んだのだと・・・」

 

 

「しかし そう語る茂呂の眼は どこか哀しそうであったという・・・」

 

 

「変わり往く心」

 

茂呂と伯爵とともに日本開国への道を歩んだ

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

もしかして阿弥浜を光ある未来へ導いてない?・・・?終わりなの?

 

なしこ

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