阿弥浜の港で起こっている争いを双眼鏡で見ていたローラさんの目に・・・
ひときわ目立つ格好をした侍が一人
・・・
・・・
照れたような表情を見せるローラさん
(・・・もしや)
その後港に駆け付けたローラさんは・・・
赤城さんに捕まってしまいます
黒船から見ていた侍に助けを求めるローラさん
「た、助けて下さい!」
「お願い・・・助けて・・・」
向かってくるものを・・・
次々と倒していきます
そう・・・これはいつものチュートリアル・・・
「おかげで助かりました」
「あ あの・・・」
「よければ一度領事館にお越しくださいませんか 領事館の門はいつでも開けておきます」
(もしかしてこの侍も・・・)
(ローラさんのことが気になっている?)
どのみち今回は外国ルートを見るつもりなので英国領事館に向かいます
「公使様が奥でお待ちかねだ 会いに行くなら案内しよう」
「よろしく頼む」
(この侍・・・ドキドキしてない?)
「ようこそお越しくださいました あなたのことを待っていたのですよ」
「私は英国公使として 日本と英国の友好関係を築くために参りました」
「交流を深めることがお互いの利益になり」
「引いては日本の発展に寄与すると信じております」
「でも・・・」
「近頃 この町はとても物騒で・・・」
「攘夷志士がいつ襲ってくるかと思うと安心して外を歩くことも出来ません」
「よろしければ 私たちを護衛して頂けないでしょうか?」
ジェイジェイは自分たちの味方に付くことはわたしにとっても損のない話だと言います
ローラさんは見せたいものがあるので 夕方、領事館前に来てほしいと言います
「お侍様 ようこそ」
ローラさんは「これ何だと思います?」と聞いてきます
「電信機と言って 離れた場所へ文字を送るための道具なのですよ」
「これから実験をするところです ご覧になりますか?」
「面白そうだな」
(この侍・・・電信機ではなく無邪気にしゃべるローラさんしか見てない気がする・・・)
「ほんじゃ ぼちぼち始めますかね」
(この声は・・・)
「茂呂さん こちらのお侍様も実験を御覧になりたいのだそうです」
「ほう そうかい じゃ 今から港へ行くぜ」
「ローラさんが送ってきた文字を俺たちはそこで受け取るんだ」
(心なしか侍が茂呂さんを見る目が・・・いや・・・きっと気のせい)
早速茂呂さんと一緒に港にやってきました
「実験が成功すれば この箱の中にローラさんの打った文字が送られてくる筈だ」
「百聞は一見に如かず 説明を聞くより見たほうが早いぜ」
茂呂さんの話を聞いていると電信機が動き始めます
「おおっ 来たか」
茂呂さんは辞書を見なくても簡単な英語は分かるらしい
ローラさんから送られてきた文字は・・・
「HELP ME」
「大変だ ローラさんの身になにか起こったのかっ」
二人は急いで英国領事館に戻ります
「たっ 助けて」
するとそこにはローラさんに襲い掛かろうとしている攘夷志士達がいました
「攘夷の大馬鹿どもか」
「邪魔だてする気かっ 貴様らから先に片付けてやる」
(・・・この侍・・・めちゃくちゃキレてる?)
舐めたことをした攘夷志士達を
あっという間に蹴散らします
「ローラさん お怪我は?」
「おかげさまで大丈夫です びっくりしてしまっただけで・・・」
「とにかく 無事で良かった」
(侍もホッとしているようです)
「何はともあれ 実験は成功だな」
「こいつのおかげでローラさんの命が助かったんだから」
「ええ それと・・・」
「お侍様がいて下さったおかげです 本当にありがとうございました」
(めっちゃ照れてない・・・?)
「おいでなすったね」
その夜、英国領事館を訪ねるとジェイジェイが待ち構えていました
「出会った時からピンと来ていたよ」
「キミはボクと同じ・・・安定より刺激を求める人種だってことをね」
「そんなキミに是非 頼みたいことがあるんだ」
「この国のサムライは辻斬りとやらをして人斬りの経験を積むそうだね」
「キミに頼みたいこととは その辻斬りを逆に斬って貰いたいんだ」
「サムライ同士が斬り合うところを 是非 この目で見たくてね」
「死ねえ」
ジェイジェイの頼みを聞いて辻斬りが出没する道へやって来ました
「早速 おいでなすったようだ」
(それにしても数が多いな・・・)
「おっと これは予想外の展開だ とんだ人気ものじゃないか」
「キミの腕前 とくと拝見させてもらうよ さて何人倒せるかな」
つま斬り発動!
ぬおおおおおおお!
何人倒せるか?・・・全員だよ
「素晴らしい こんなにエキサイトしたのは初めてだ」
この後報酬をもらって解散になりました
(本当にサムライ同士が斬り合うところが見たかっただけか・・・)
翌日再び英国領事館へ
「お侍様 良いところにいらっしゃいました」
「どうか私たちに力をお貸し下さい」
「いいだろう」
「私たちは病に苦しむ日本人を・・・」
「一人でも多く救いたいという思いから幕府の援助を仰ぎ 病院を建てました」
「ところが いざ開業という時になって 反対派の住人たちが占拠してしまったのです」
「住人たちは西洋の医学を誤解しています」
「どうかあなたのお力で反対派の住人たちを傷つけることなく 病院から立ち退かせて頂けないでしょうか?」
病院に向かってみると・・・
「ここは俺たちが占拠した ち、力づくで立ち退かそうったってそうはいかねえぞ・・・」
住人たちは用心棒を雇ったみたいですが・・・
一瞬で倒します
(住人を傷つけなければいいんだよな・・・)
病院内に居座っている住人達も追い出そうとしますが・・・
「俺たちを殺す気だな!」
と怯えていて話を聞いてくれません
「病院が出来れば多くの命が助かる」
「そ そんな話 誰が信じるものか」
「俺たちを丸め込もうたってそうはいかないからなっ」
(だめだ・・・話しにならない・・・)
「お侍様のおっしゃっていることは本当です」
ローラさんも病院に来てくれていました、そしてそのまま住人達に話をします
「西洋の進んだ医学では 今まで治せなかった病も治すことが出来るのです」
するとムービー中いつもむせていた住人が言います
「それじゃわしの胸の病も治せるのか・・・」
ローラさんは「もちろん治せますよ」と即答します
(診察とかしてないけど大丈夫・・・?)
「どうか私たちを信じて下さい」
「私たちは 病気に苦しむ人々を助けたいだけなのです」
「そこまで言うならあんたを信じてみよう・・・」
そう言って住人たちはあっさり信じてくれました
「ありがとうございます あなたのおかげで住人たちを説得することが出来ました」
病院の件は一件落着
さらにローラさんは紅茶を御馳走するので夕方領事館に来てほしいと言います
約束通り夕方英国領事館を訪ねると ローラさんはお願いがあると言いだします
「メイドの話によると 日本にはお団子という それはおいしくて甘い食べ物があるとか・・・」
「そのお団子とやらを食べさせてくれる茶屋というところへ」
「是非 私を連れて行って頂きたいのです」
「いいだろう」
(侍もうれしそう・・・な気がする・・・)
「ほ 本当ですか?」
「嬉しい!」
ローラさんを連れて茶屋にやってきました
団子をたべたローラさんは
「おいしい・・・」
と言います
「なんて不思議な食べ物なんでしょう このモチモチした食感・・・」
「ほんのり甘く 柔らかく そのくせ弾力があって・・・」
「こんなお菓子 生まれて初めて頂きました」
(はしゃいでるローラさんを見て侍もしあわせな気持ちになってる・・・気がする)
「見ろ 異人が団子食ってるぜ」
(ピキッ・・・)
「昼間っからいちゃいちゃと・・・見せつけてくれるじゃねえか」
(ピキッ・・・)
「お嬢ちゃん 俺にもくれよ あーん」
「そんな」
(ヤバイ・・・この侍めちゃくちゃキレてる・・・チンピラ早く逃げて・・・)
しかし時すでに遅し・・・チンピラたちは一瞬にしてぼこぼこにされてしまいました
(さすがにローラさんの前だから殺しはしなかったか・・・)
「お 覚えてやがれ」
(命拾いしたな・・・)
「ありがとうございます なんだか胸がスーッとしました」
「お侍様 本当に強いのですね イギリスで言えばナイトですわ」
「兄貴 あいつです」
(馬鹿ヤロウ・・・戻って来ちゃダメ・・・)
「さっきは俺の弟分を可愛がってくれたそうだな」
(殺されるぞ・・・)
ブチ切れつま斬り発動!!
(それでもローラさんの前だから命までは奪わないか・・・)
「この男は俺たちの敵う相手じゃない 引き上げるぜ」
「ま 待ってくれよ 兄貴ぃ」
(こうして2回も命拾いしたチンピラは去っていきました)
「今日は本当に楽しかったです ありがとうございました」
「あ あの・・・」
「手を繋いでもいいですか?」
侍は静かに頷いて手を差し出します
二人は手を繋いで英国領事館に帰っていきました
「なんだか あなたとお別れするのが寂しくて・・・」
「あの・・・よろしかったらまた・・・茶屋へ連れて行ってもらってもいいですか?」
侍は頷きます
「ありがとうございます・・・嬉しいです」
(もう相思相愛やん・・・)
この後カジノのイベントがありますが、カジノは潰れたままにしておきたいので
今日の楽しかったデートを思い出しながら侍は野宿をします
なしこ