今こそ100年越しの借りを返すんだ!
ゼルダ姫の声が聞こえる・・・
「リンク・・・リンク・・・」
「ごめんなさい 私の力ではもう・・・」
大きくて気持ちの悪い卵のようなものが・・・
中からレーザーのようなものを出して周りを破壊します
そしてその中から生まれる・・・
巨大な魔物・・・これがガノン!?
あまりにも巨大すぎて床が耐えられず崩れ落ちます
そのまま下に落下していきます
パラセールを開いて滑空!かなり下のほうまで落ちていきました
まるで巨大な蜘蛛のような姿をしたそれが振り向きます
なんて顔や・・・
これが厄災ガノン!私の知ってるヤンチャな豚みたいなガノンとはもう別物です
どうしてこうなった・・・変わり果てすぎやろ・・・
それにしても邪悪すぎる姿・・・これと戦うんだな・・・
覚悟を決めようとした時音楽が変わります
「言っとくけど君の為じゃないよ?」
「僕はガノンに借りを返したいだけだからね」
リーバルさん!
リーバルさんの魂が乗り込んだヴァ・メドーから特大のエネルギーが!!
「これが私の最後の力・・・ 負けないで!!」
ミファーさん! 絶対に負けないから!
「行くぜ 相棒!」
「さあ こいつを喰らいなガノン!」
相棒ダルケルさん!! 行くよ!!
「派手にいくとしようかね!」
「御ひい様!もうちょっとの辛抱だよ!!」
ウルボザさん!ガノンを倒してかならずゼルダ姫を救い出します!!
みんなの神獣から放たれた特大のエネルギーがハイラル城に集まる!
みんなの想いがひとつになって頭上から降り注ぎます!
みんなの想い!くらえガノン!!
あんなおぞましい姿をしたガノンが悲鳴を上げる!効いているんだ!
動かなくなったガノン!
みんなの力を一つにした特大のエネルギーを喰らったんだ
ただで済むわけがない!
だからと言ってそれだけで倒れてはくれません
ゆっくりと起き上がるガノン・・・
よく考えたらリンクはこれが厄災ガノンとの初対面になるのかもしれない
100年越し、今こそ役目を果たすとき!
100年前はガノンと対峙する事すらできなかった・・・
戦う事さえできずに100年の眠りについた・・・
4人の英傑は今その役目を果たした!
あとはこのマスターソードでリンクが厄災ガノンを討伐する!それだけだ!
リンクは落ち着いた様子でマスターソードを手にします・・・
真の力を開放し輝くマスターソード!今度は100年前のようにはいかない!
直接この手で討伐するんだ!!
かっこよく一撃決めたかったのですが厄災ガノンの攻撃範囲が広い・・・
いきなり先制攻撃を受けてしまいました
装備も強化しているからか喰らっても余裕があります
落ち着いてこちらのターン!作戦はない!私に出来るのはごり押しだけや!
真の力を開放したマスターソードで攻撃するもさすがにラスボスだけあって固い!
わたしが必要以上におそれすぎていたのか思っていたより戦える!
少しずつ体力を削っていくとまるで蜘蛛のように壁に張り付いたりします
そして今まで戦ってきたカースガノンがしてきた攻撃!
落ち着いてアイスメーカーで破壊!
攻撃もあまり激しくないのでリンクの体力には余裕があります
これはいける!厄災ガノンを倒すことができる!
体力を削っていくとガノンの動きが止まりました
あああ・・・なんだこれは・・・災厄ガノンが光に包まれて赤く輝きだします
これはもしかして第二形態?攻撃のパターンが変わるのか?
単純にパワーアップしたのか?わからない!わからない!
ビビっていてもしょうがない!攻撃あるのみ!
わたしにはごり押し作戦しかないんや!
真の力を開放したマスターソードでさっきまでのようにガノンに切りかかります
「!?」
なにこの違和感?なんか違う・・・さっきまでとなんかが違う!
何が違うんや?急に感じた違和感でテンパってしまっています
一方的に攻撃を喰らいまくっている・・・
ん?さっきからガノンの体力が全然減っていない?
「カキン・・・」
あ・・・
こっちの攻撃がはじき返されてるんだ!
まさか最後の最後でわたしのごり押し戦法つぶしがあるなんて・・・
でもゼルダの伝説のこういうのには必ず何らかの解除するギミックがあるんだ
探さないと!探さないと!
厄災ガノンは左手からガーディアンのようなレーザーを撃ってきます
ガーディアンはレーザーを構えてるうちに目に矢を撃ち込んだらキャンセルできます
でも・・・今のガノンにこっちの攻撃は当たらないんだ!!
あのレーザーは盾で受けても盾が壊れたはず・・・止めることができない!!
今までジャストガードやパリィから逃げてきたツケがまさかここで・・・
体力の回復忘れてた!!
ミファーさんごめん・・・助けてくれてありがとう!
だめや・・・ギミックがわからない・・・
ずっと赤くなってて攻撃できないし・・・
苦し紛れに今更ガードを使う!ダルケルの護りが発動!ダルケルさん・・・
!!
さっきまで真っ赤になって攻撃を受け付けてくれなかった厄災ガノンの
赤い色が解除されてダウンしてる!
そうか!英傑の力を使って一緒に戦うんだ!
ダルケルさんおね・・・が・・・もうダルケルの護りないやん!!
お願い!ウルボザさん!厄災ガノンの動きを止めて!
今まで意識して使ったことがなかったけどヒノックスとかと戦う時に
ウルボザの怒りで敵が痺れていたのを思い出しました!
相打ちになってしまったけど効いてる!
厄災ガノンが痺れてスタンしてる!行ける!行ける!ウルボザの怒りは後2回ある!
チャンスはあと2回!距離を取って確実にウルボザの怒りを厄災ガノンに!
痺れてる!!
今度はいける!すべての力を厄災ガノンに叩き込むんだ!!ごり押すんや!!
これで終わりや!!厄災ガノン!!
ついに厄災ガノンの体力を削り切った!これで全て終わるんだ!!
砕け散る厄災ガノン・・・
みんなの力を合わせて、わたし達はようやくあの厄災ガノンを倒したんだ・・・
小さい塵のようになった災厄ガノンだったものが飛んでいきます
このまま消滅するんだろうか・・・
リンクが光に包まれて姿が消えます
光に包まれたリンクはハイラル城から脱出し外にいました
ゼルダ姫の能力なのかな?
自分のいる場所に導いてくれたのかも・・・ゼルダ姫、ゼルダ姫は?
ゼルダ姫の声が聞こえる・・・
「ガノン・・・」
ガノン?
ガノンは今倒したよ・・・
なしこ