イロハちゃんの話では醴泉島にクリスタルが生まれるのはまだ先の未来だそうです
話し合った結果
クリスタルを生み出すことには慎重になったほうがいいという話になりました
結論を急がず勾玉の導きがあるのを待つことにします
「もっとも魔力に長けたもの」の件については
「何をおいてもまずはセルテウスと言う人の頼みを聞いた方がよさそうですわね」
頼みというのは「タルタロス」という世界へ魔力が流れ込んでいて
その犯人を調べてほしいと言うものです
シャントット様はその「タルタロス」と言う異世界の事も知っていました
コルモル博士が作った「ワルノリくん」という魔法人形を使えば
悪いやつを見つけてくれるみたいです
実は過去にこの「ワルノリくん」を初稼働したときに
ものすごく遠くて暗くて意味の分からないところを指示したことがありました
相談を受けたシャントット様が調べた結果
「タルタロス」という別世界の存在が発覚したみたいです
もしかしたらその時きちんと稼働していて
魔力を盗んでいた存在を示していたのかもしれない
その「ワルノリくん」が示している場所はミザレオ海岸でした
エスカ ル・オンへの入り口がある場所です わたしたちはミザレオ海岸へ向かいます
エスカ ル・オンにはシドさん達が調査のためにやって来ていました
まだ調査は終わっていないけど 今の時点でも断言できることがあると言います
このエスカと言う新しい場所に長くいると生きる気力を失っていくらしいです
このエスカ ル・オンの奥にはひときわ大きな「渦の巣」があると教えられます
わたしたちはその奥にあると言う「渦の巣」を目指して先に進みました
エスカ ル・オンの奥にあるひときわ大きな「渦の巣」の前に居たのは
想像通りバラモアでした
「あれれ?何しに来たのさ?」
無の使者は「渦の巣」の中に居ると教えてくれます
アストラルの力を集めるために協力してほしいとお願いすると
この「渦の巣」を作ってくれたみたいです
「まぁ本来の彼自身はそんなことを望んでいなかっただろうけど」
???ちょっとこのセリフの意味が分かりません・・・
そこにセルテウスもやってきます
「感激だよぉ セルテウス わざわざこんなところまで来ちゃうなんて!」
「そして刺さるような熱~い視線を感じちゃう」
「君が集めた力を盗んだことバレちゃったみたいだねぇ?」
でも「タルタロス」から先に力を盗み出したのはセルテウスだと言います
「ボクはそれを真似して舞台を作ろうとしているだけさ」
それは自分好みの世界を作る事らしいです
色んな世界を見て巡って来たから神様の真似ごとくらは朝飯前
それにもったいぶった運命論にも飽きてきたと言います
女神アルタナをはじめとした神々が制御しきれてない
放ったらかしの世界がいっぱいで
その混沌さにほとほと嫌気がさしたんだと言います
「今だって虚ろなる闇がくる~無がやってくる~って」
「みんな大騒ぎしてるだけで笑っちゃうよ」
セルテウスは言います
「それはこの世界が神々だけのものではないからだ」
それを聞いてバラモアが言い返します
「この世界が神々だけのものではない」か
そういう曖昧さがどっちがどっちかわからなくしちゃって
正義から悪を生み出しちゃうわけだよ
ねぇ、ほら!そろそろシンプルに生きようじゃない
「より強い方がクリスタルの力をぜーんぶ貰って幸せに暮らしましたって感じでさ」
「残念だが言ってきく相手ではないようだ」
セルテウスにあの魔力の道を封じるから時間稼ぎをしてほしいと頼まれます
「人ってのはやっぱり愚か者ばっかりだよ・・・」
戦闘後にバラモアが言います
「この先の未来・・・無がやってきて飲み込まれるのに」
「新しい世界を作ろうとしてるボク ただの愚か者とでも思ってない・・・?」
「い~いことを教えてあげるよ!」
「あの仮面の男・・・あいつが味方に居れば無の世界でも・・・生きれるのさ!」
「セイレーンのようにあいつに取り込んでもらえば」
「ボクみたいな存在は生き永らえるってわけさ あははッ!」
「おまえら人のように脆くて弱い奴らは無理だけどさ!!」
「アハハハハハ~!!!」
「ナサケナイ」
「ヴァナ・ディール ガ ウシナワレソウナ トキニ」
「ウラギルモノ ユルセヌ」
「キエサル ガ イイ!」
珍しく感情を表に出したブチギレセルテウスのパンチで吹っ飛ばされて
バラモアは渦の中に飲み込まれてしまいました
セルテウスはイロハちゃんと神都アル・タユに来てほしいと言って去って行きました
セルテウスにも感情があったのね・・・
なしこ