イロハちゃんの覚悟・・・
イロハちゃんの後を追ってエスカ ル・オンに来たわたしたちでしたが
セイレーンによって時間稼ぎをされていたみたいです
「時間稼ぎは終わりだ さぁ帰れ」
「むすめごはそなたらには会いたくないと言っていたのだ」
「自然の循環を乱している存在が・・・」
「自らの意志で消えようとしているゆえ我らは力を貸すが」
「今のそなたらは詳しく知らぬ方がよかろう さぁ帰るがいい」
セイレーンとイロハちゃんは無の使者を捕えていました
「セイレーンたちよ今こそ我が誓いの念練り終わりました」
「本来ならばこの世に存在せぬ者 そは未来から来た私め」
「そして、無の使者 今・・・」
「セイレーンたちの力「言霊」にてふたつの存在を消し去る時が来た」
「三つだ 我も消えゆく」
「後のことは本来この時代に存在する者たちに任せよ」
セイレーンの言霊の力で未来から来たものを自分ごと消し去ろうとしていました
「フェニックスよ・・・私めが死したならば大空へ・・・」
「この身体より解き放たれよ・・・」
「言霊というのは自然への誓い こうあるべきだという自らの決意」
「心から願うのだ 命がけで誓うのだ」
「自然の理に従い・・・死を迎えた者は永久にしに絶えよ」
「時を超えた者どもを永遠に消し去れ!」
「師匠 おさらばです!」
・・・そこに1本の矢が飛んできます
テンゼンさんの放った矢で言霊に使う鈴が飛ばされ失敗に終わります
「くっ!! 何故邪魔を致すのか!?」
テンゼンさんはその尊い命を捨ててはダメだと怒ります
イロハさんは自分の居た未来がどれほど悲惨で絶望に満ちているのか
みんな分かっていないんだと言います
「私めは決して後悔せぬよう今できる事を精一杯行うまで!!」
「我が身を捨てることでこの怨敵を消し去ることができるのならば」
「それが我が使命なのでございます!!」
カゲロウさんもイロハちゃんの行動に怒っているみたいです
気持ちはわかるけど自分が命を捨てる時は主君が死すると決まった時
イロハちゃんの主君がわたしなのだとしたら今やってることはただの途中放棄であり
唾棄すべき行為だときつく𠮟ります
セイレーンは既にこの時代で強い絆ができていることが分かったみたいです
自然の理を越える女神アルタナのもたらした力がみんなの傍らに満ちていると言います
自分は力を使い果たしてしまった
けれどもう少しだけ無の使者の動きを止めておくことができる
後は任せるので急いで決断をするように言います
そこにバラモアが現れ無の使者は自分がもらって行くと言って連れ去ります
返してほしければ・・・と交換条件を出しかけますが
きっと君ら返してほしくないと思うし と言って消えてしまいました
とにかくイロハちゃんと休める場所に連れて行かなかなければいけません
その間にセイレーンから受け取った風切り羽根を使って
一足先にセルテウスに会ってほしいと頼まれました
セイレーンの力を借りて神都アル・タユに来ることができました
そこにはセルテウスの姿が
わたしが説明をしなくてもセルテウスは状況を把握しているみたいです
イロハちゃんの知る未来では「決断の日」にわたしがある決断をしたみたいです
イロハちゃんをひとり醴泉島へ残す未来・・・
人と言う存在はその世界にイロハちゃんひとりぼっち・・・
それを変えるためにはどうしたらいいか女神アルタナに聞きたいのだろうけども
セルテウスにも女神アルタナの世界に辿り着く力はないそうです
5つに分かれたクリスタルがひとつに戻るほどの膨大な力が必要です
セルテウスはある考えを温めていました
地上にあふれ出している虚ろなる闇を晴らすためにクリスタルを作ろうと考えます
並行するたくさんの世界から永い時間をかけクリスタルの力を少しずつ取り出して
大きな母なる石を生み出せそうなほど輝きを集めていました
醴泉島にクリスタルを生み出して長い時間をかけて虚ろなる闇を晴らす計画は
イロハちゃんが来なくても実行するつもりでした
しかしそれはイロハちゃんの未来に繋がる道なのかもしれない
ただそれがイロハちゃんの言う「決断の時」なのかはわからない・・・
場面が変わって巨大なクリスタルのようなものの前に居ます
「あなたはクリスタルの戦士 そしていずれ光の戦士となる者」
「多くの聖なる光を得て 多くの邪悪なる闇を倒す旅をしていく」
「そしてあなたはいつしか 戦士の枠を越える」
「それだけの大冒険をした師匠ゆえ・・・」
「未来が滅びるという最後の戦いまで 皆を率いる事ができたのでございます」
「多くの邪悪な闇を倒し自らの内に眠る闇を晴らしてください!」
「人々の希望 最後の希望の光 それは師匠と共にある光でございます」
・・・
この決断をしていいのかイロハちゃんに尋ねて確かめるように言われます
そしてこの計画を実行するのであれば手伝ってほしい事があるみたいです
セルテウスが集めた力がタルタロスと言う世界に少しずつ引っ張られているみたい
バラモアがなんか悪さしてるんだな・・・
その世界の者がセルテウスの存在に気付いていて利用しようとしているみたいです
わたしが知る限りもっとも魔力に長けたものに相談してみてくれとお願いされました
もっとも魔力に長けたもの・・・そりゃあの人しかいませんね・・・
なしこ