すべての話がつながりました・・・
「決断の時・・・イロハひとりが生き残った未来において」
「君は 光の神 となる決断を下した」
「君は我、その時君が何を考えていたか我は当然のごとくすべて覚えている」
「・・・そうだ 君も我も、犠牲を生み出したくはなかった」
「多くの旅を経て多くの者と心の交流を果し」
「君と我は単なる冒険者の枠を超えた存在となりつつあった」
「それでも・・・いや、だからこそ・・・」
「信じていたのだ、信じようとしていたのだ」
「何かを助けるために 何かを犠牲にする必要は無いと」
「しかし、あの時 ヴァナ・ディールの最後が訪れたとき」
「君と我は自らの非力さを思い知った そして・・・」
「弟子であるイロハ・・・」
「次なる世代を守り、助けるためならば自らを犠牲にしても構わないと決断した」
「それが あの未来での、君と我の決断」
「その結果 光の神となった君には永い時間が残され・・・」
「その時間が前もって与えられていれば・・・」
「異なる決断をすることができたと思い当たったのだろう?」
「光の神となった君は女神アルタナと協力し、イロハを過去へ送った」
「そして我もまた過去へ送られた・・・」
「・・・ああ 昔話はここまでだ 雲の気配がする 急がねばならない」
「女神アルタナが君を、そして我を待っている」
異世界のプロマシア 完全なる闇の神センパーンにわたしの闇は吸い取られました
でも、まだひとつだけわたしの中に残っている闇があります・・・それは・・・
「人であること」
未来のわたしが光の神となるために捨てた闇
その時別れた私の半身・・・闇の神となった私の半身がその闇を吸収します
「おめでとう 新たな光の神の誕生だ」
人であるという最後の闇を吸収してもらい わたしは光の神となりました
わたし達は「光の神」と「闇の神」という2つの神になったのです
神となったわたしたちは女神アルタナの居る場所に辿り着くことができます
(よくぞ来た 新たな神々よ)
そして、わたしは新たな光の神として女神アルタナの待つ場所へ・・・
なしこ