セレニア図書館でアシェラさんが初代王について調べてくれていました
バラモアが言っていた「はじまりの石」や「神々」についてしらべたところ
中の国の「リ・テロア」に関係が深い遺跡があるのではないかと言う事でした
そこにいけば「暗闇の雲」についてもう少し詳しいことがわかるかもしれない
さっそく「ロ・メーヴ」にある「神々の間」に行くと
そこにはエシャンタール様の姿がありました
エシャンタール様も自分が知らない終末がこの世界を襲おうとしてることに驚きます
「イロハ」は一緒ではないのですか?
うう・・・イロハちゃんは・・・もう・・・
「イロハは力尽きて亡くなり・・・いまだ蘇ってはいない・・・」
「蘇りの魔法は神の領域」
「こたびもことも神のお気持ち次第だということかもしれません」
「無」・・・
「暗闇の雲」と戦う宿命を背負っているなら再び神が力を与えてくれると言います
エシャンタール様と一緒に遺跡の奥に進むと
そこにはイブノイル様が待っていました
「お待ちしておりました」
「ようこそ 暁の女神の神殿へ 遠い昔に失われた知識を求めてきた光の戦士たちよ」
エシャンタール様が事情を話してくれます
「未来から使者がやって来ました その使者が言うには・・・」
「暗闇の雲」というもの・・・「無」の存在がヴァナ・ディールを包む日は近いと
「暗闇の雲」という名前を聞いたイブノイル様は
私ですらその名前を一度しか聞いたことが無いと言います
「5つに分かたれてしまった母なるクリスタルが粉々になるとしたら・・・」
「「暗闇の雲」が到来した時だと言われています」
「再び1つの大きな美しき生ける石に戻れば暗闇の雲も避けていくかもしれませんが」
「その日は やはりヴァナ・ディールが滅びる時」
「暗闇の雲」には伝説のクリスタルの戦士でも太刀打ちはできないと言います
エシャンタール様がそれでは私たちはどうすればいいのでしょう?と聞きます
するとイブノイル様が答えます
・・・神になれば・・・
「大いなるものを超えより輝かしい力を持つ神になれば、あるいは・・・」
わたしに神になれと言っているの?
「人と言う存在が生まれながらにして抱えている「虚ろなる闇」をすべて捨てよと?」
エシャンタール様が言うにはそれはとても危険な事みたいです・・・
「確かに成功すれば人の器を超えた存在になるでしょう」
「しかし、失敗する可能性の方が遥かに大きい」
するとイブノイル様がわたしは不思議な力を持っている・・・と言います
「必ず死に至る と断言できるほど危険な選択肢です」
それでもと言うのならば私が導きましょう なぜならあなたは不思議な力を持っている
「クリスタルの戦士 彼らを従える そんな未来の可能性をあなたは持っている」
・・・
・・・
・・・どこからともなく声が聞こえます
「ダガ・・・ヒカリノ神トナル可能性ハ・・・私ガ摘む・・・」
「コレデ・・・イブノイルノ残留思念ハ・・・静カニナッタ・・・」
本来ナラバ コノ施設スベテヲ破壊シタイトコロダガ・・・」
「今ノ私ニハ 意表ヲ突ク 力 シカナクテネ」
「以前 手合セシタ際・・・ワガ闇ノ大部分ガ・・・ハジキトバサレ・・・」
「君ニモ 注ギ込マレタ・・・」
「君ガ近イウチニ・・・光ノ神ニナルト言イ出スコト 私ハヨウク知ッテイルノサ」
「ソノ世迷言ヲ止メルタメ・・・私ハ遥々・・・追イカケテ・・・キタノダ!」
無の使者はずっとわたしが光の神になることを止めようとしていたのかも・・・
「コノ世ハ・・・光ト闇デ・・・成リ立ッテイル・・・」
「闇ハ本当ニ・・・必要ガ無イ・・・モノナノカ?」
「光ダケノ世デ・・・誰ガ眠ルコトガ・・・デキル?」
「ヨウク・・・考エルガイイ」
「暗闇ノ雲ニ・・・スベテガ包ミ込マレル・・・トキハ近イ・・・」
気が付くとわたしは1人倒れていました
無の使者は未来のわたし・・・
エシャンタール様もわたしと無の使者が同じ存在だと感じたみたいです
わたしが「光の神」になることを止めに来たと言う事は逆に・・・
わたしには「光の神」になる素質があると言う事
死に至らない未来があると言う事だと言います
しかしイブノイル様の残留思念は消えてしまいました
エシャンタール様にもイブノイル様がどこに導こうとしていたのかわかりません
もしかしたらセルテウスなら知っているかもしれないと言われます
ただ「人の器」を捨てるためには大きな犠牲を払う事になるらしいです
人とは異なる次元へ旅し側に居る友人や恋人とは別れ別れになってしまいます
「その覚悟だけはしっかりとお持ちください」
覚悟・・・か・・・わたしまだ光の神になる!って言ってないんやけど・・・
・・・あの時の決断を変えるために未来から来たイロハちゃん
わたしが「光の神」になるのを止めるために未来から来た無の使者
・・・もしかして目的同じだったりする?
なしこ