「時空の羅針盤」を使ってケット・シーが道を開いてくれました
異世界に居る闇の神の完全形
簡単に言えば男神プロマシアの完全体みたいです 名前は「センパーン」
この異世界ではもうあの存在しか残っていない終わった世界・・・
センパーンはわたしをじっと見ただけで全てを理解したみたいです
知りたいことに答えてくれると言って語り始めます
自分が司っている闇の力は
無知 驕慢 怯懦 嫉妬 憎悪 ・・・そして死
「暗闇の雲」は自分が司る闇の力とは異なる存在だと言います
「暗闇ノ雲ガ 全テヲ 包ム日ガ 来ルノナラ・・・」
ただただ死を待つ自分が死の前に光の神アルタナと会わなければならないと言うのか?
この世界のプロマシアもやはり死にたいんでしょうか・・・
死を受け入る自分が光の神アルタナに会わなければいけないのか?
そんなことを言っているみたいです
アルタナに会ってほしいと言ってみますが・・・
「否 我ノ闇ハ ウツロナル闇 滅ビヲ受ケ入レ タダタダ死ヌトシヨウ」
そういうとなぜかわたしの中の闇の力を吸い出します
「一足・・・遅カッタカ・・・!」
そこに無の使者も現れます
「闇ヲ吸収シ 完全体トナッタ・・・闇ノ神ヨ 手並ミ拝見トイコウ・・・」
どういう事???
状況が把握できないまま襲い掛かってくるセンパーンとの戦闘になります
「強イ・・・強イ光ガ 汝カラ 溢レテオル・・・!」
センパーンを倒すことはできましたが まだ無の使者が居ます
無の使者はセンパーンから闇の力を回収するつもりみたいです
そして再びわたしに闇の力を注ぎ込んでやると言います・・・
無の使者がセンパーンに近づき力を回収しようとした時・・・
センパーンが言います
「汝ハ 闇ノ神ノ器 シカシ 暗闇ノ雲ニ 封ジラレテイル」
「闇ノ神トシテ 覚醒セヨ」
グ・・・やめロ! 無の使者が苦しみはじめます
激しい衝撃でわたしとケット・シーは異世界から追い出されてしまいました
ケット・シーに無の使者は未来のわたしだと告白しました
するとあれが未来のわたしだというなら色々な事が納得できると言います
するとそこに無の使者・・・未来のわたしの声が聞こえてきます
「我が元へ 来るノダ・・・」
ケット・シーが言うには・・・
無の使者はプロマシアの闇の力を継承して新しい闇の神になったみたいです
新しい闇の神としてわたしを待っています
「来たか 闇の神・・・プロマシアの意志により 我は新たな神となった」
「暗闇の雲の支配も闇の神の力にて抑制できている」
「今ならば 君を導ける」
「正しい未来へ」
「正しい決断へ」
無の使者・・・未来のわたしは 暗闇の雲に支配されていたんだ
新しい闇の神になった未来のわたしは
自分の記憶を見せてくれるみたいです 未来のわたしの決断の結果を・・・
なしこ