くうはくの745

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【FF11】最初で最後のお願い【206日目】

リリスとリリゼットの結末

「フン・・・よかろう・・・その不相応な思い上がりを粉々に踏みつぶしてくれる」

 

レディ・リリスはそう言うとケット・シーを捕えます

 

「お前は最後だ、ケット・シー 小賢しい女神の使い魔よ、大人しくその中から見ているがいい」

 

「お前の選んだ神兵が死にゆく様をな・・・」

 

リリゼットさんがリリスに語り掛けます

 

「・・・リリス あなたは、わたしなのね?」

 

「わたし、夢の中で・・・わかった・・・貴女の苦しみと哀しみが・・・」

 

「貴女が、大きなものを背負い、人々のために、戦い続けている苦しみが・・・」

 

「貴女もわかったはずよ・・・わたしと、心が繋がったこと・・・」

 

リリスは黙れと言います

 

「ご覧、この美しい爪を、翼を・・・これはわたくしの誇り・・・!」

 

「お前みたいな虫ケラが何度生まれ変わったところでわたくしの足元にも及ばぬわ」

 

「いらっしゃい、わたくし自らお前たちの未来に幕を引いてあげるわ・・・」

 

「わたくしは、唯一無二の存在・・・女神をも御し、この世界のすべてを統べる、最初の、主となるのよ!」

 

雰囲気をぶち壊す、圧倒的な現行プレイヤーの強さで倒してしまいました

(攻略情報に魅了という文字が見えたのでビビって一瞬で倒しました)

 

「・・・リリス?」

 

倒れたレディ・リリスにリリゼットさんが近寄ります

 

次の瞬間、リリスの腕がリリゼットさんの体を貫いていました

 

 

「アハハハハハハ!!馬鹿な子!」

 

リリスはそのままリリゼットさんの体の中から何かを取り出します

 

「こんな・・・もの・・・かッ・・・こんなものに・・・わたくしは・・・」

 

 

「女神・・・などに・・・負けるわけには・・・いかぬ・・・」

 

我が・・・世界の・・・ため・・・民の・・・ため・・・

 

人も・・・女神も・・・もろとも・・・

 

我が・・・未来の・・・贄と・・・なるが良いッ!!

 

リリスは翼でリリゼットさんを包み込みます

 

そして・・・

 

女神の力を取り込んだのか、まるで女神のような姿になったレディ・リリスが現れます

 

しかし・・・どんな姿になろうとも・・・

 

IL119の現行プレイヤーなら一瞬で決着がついてしまいます

 

 

・・・わたくしが・・・こんな・・・女神・・・なんかに・・・いやよ・・・負けたく・・・ない・・・

 

アトモスがふたりの記憶を食べ始めます

 

ケット・シーはアトモスが黒き未来を喰い尽くせばアトモスが制止してあちらの未来は消滅するはずだというのですが・・・

 

アトモスは止まることなくすべてを喰い尽くそうとしているみたいです

 

「いけませんわっ!!アトモス このコは食べちゃダメよン!」

 

(アトモス語は難しいので普通に書きます)

 

アトモスは言います

 

「全ての時は・・・等しくある 片翼の理が崩れれば、もう片翼も存在できぬ・・・」

 

「天秤自体が消滅する・・・未来も同じ事・・・」

 

「私は未来を選ばない」

 

全てを喰い尽くそうとするアトモスでしたが

アルタナ様と闇の神の記憶を食べてしまったからかオーバーロードを起こします

 

全ての時間が全ての世界に還っていきます

 

「・・・フン・・・忌々しい子 結局あなたたちの想いを果たしたってわけね・・・」

 

リリゼットさんはリリスにアトモスを止めるにはどうしたらいいのか聞きます

このままでは世界が壊れてしまうと言いますが・・・

 

「望むところよ・・・壊れてしまえばいいわ、こんなろくでもない世界・・・」

 

するとリリゼットさんは

 

「それじゃあ貴女の未来のみんなも壊れてしまうでしょう・・・?わたしも・・・それは嫌だわ・・・どちらの未来もこのまま繋がって行ってほしい・・・」

 

「わたしは、今は、そう思うの・・・」

 

その言葉を聞いてリリスは答えます

 

「・・・扉を、閉じるのよ・・・」

 

「それぞれの世界から、干渉しあわないように扉を閉じるの、それぞれの、未来から・・・」

 

それならリリスの未来とわたしたちの未来で・・・とリリゼットさんが言いますが・・・

 

瀕死のリリスは自分はこのザマだから無理だと言います、そして・・・

 

「・・・あなた・・・わたくしたちの未来に行って・・・アトモスを閉じなさい」

 

リリゼットさんは何を言ってるのか意味がわかっていないみたいです

 

「察しが悪い子ね・・・あなたが、新しいレディ・リリスになるのよ」

 

 

「良く聞きなさい・・・この、わたくしが、アンタごときにお願いするのは最初で最後よ」

 

「行って、過去への干渉をやめ・・・扉を閉じるの」

 

「そして新たなレディ・リリスとしてあちらの未来の皆を・・・導いてちょうだい・・・」

 

 

「それしかないのね・・・?」

 

「・・・わかった やるわ、わたし・・・」

 

リリゼットさんが覚悟を決めるとリリスはそっと頬に触れて言います

 

「あなた・・・強くて大人で美しい、わたくしがうらやましいと言ってたわね」

 

 

「わたくしも、あなたが・・・少し、羨ましかったわ・・・」

 

「天真爛漫で、無邪気で、力を貸してくれる友達がいて・・・」

 

「わたくしにも、そんな時代があった・・・」

 

 

「行きなさい、リリゼット きちんと、お別れをして、ね・・・」

 

こうしてリリゼットさんはわたしとケット・シーの元に帰ってきました

 

・・・お別れをするために

 

なしこ

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