くうはくの745

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【FF11】ラ・カザナル宮天守での出来事【226日目】

鍵を手に入れたわたし達は、ハデスが居るラ・カザナル宮天守にやって来ました

しかし、モリマーさんとダラクァルンの姿はありません

先に入るかどうか話をしているとダラクァルンの声が聞こえます

 

 

(戻れ!その先に進んではならん!)

 

しかし、既に手遅れでした・・・

 

気が付けばわたし達はハデスの前に・・・

 

「ようこそ、待ちかねたよ、アシェラ姫」

 

「ふむ、ひとり足りないようだが・・・?まあいい」

 

「知っているかい?人は死に、肉体が失われたとしても、魂は不滅なんだ」

 

「そして、いずれは新たな生を受ける そう、囚われ続けるんだよ」

 

「心の闇は、魂に深く刻み込まれているからね そして生物の記憶は忘却され、はじめから無駄な時を、延々と繰り返すんだ・・・」

 

「そう、終わる事のない 命の循環、輪廻・・・」

 

「そんな生き方にどんな意味がある?真実の先に待っているのは、ただの絶望だ」

 

「だからこそ、僕は死による救済を行うのさ、愚かなモノ達を残らず、すべて、ね」

 

「そして、僕らは本来在るべき姿へと回帰する」

 

「それのなにがいけない?死は破滅ではない、新たな生・・・」

 

「そう、魂の救済なのだ」

 

「世界は気紛れだ 時折、特別なモノが生を受ける 僕はそれを「魂の覚醒」と呼んでいるがね」

 

「あの王、オーグストもそうだ」

 

「世界に名だたる聖人、変人、奇人・・・なにか突出したモノたち」

 

「いまこの僕の前にいる君たちもそうなのかもしれない」

 

「何らかのメッセージなのか 幾重の転生を繰り返してきたこの僕ですら、いまだわからない命題だ・・・」

 

「楽園の扉を開くべきモノかもしれない」

 

「・・・ふ、ふふ 僕は何を語っているんだろうな」

 

(よくわからなかったのでテキスト全部丸写ししちゃいましたよ・・・!)

 

「・・・まあいい ここへきたということは僕の邪魔をする気なのだろう?」

 

「そう、あの時のオーグストと同じように」

 

「滑稽だね この僕に挑もうなどと、無謀にもほどがある しかも、君たちだけでとは・・・」

 

「身の程を知るといい、そして絶望しろ」

 

「絶対的な力の差というものになッ・・・!」

 

 

「ハァデェェエエェスッーーー!!!」

 

どこかに隠れてたのか、モリマーさんが突然飛び出してきて奇襲攻撃を仕掛けます

 

「そんなに吠えたら奇襲にもならないだろう?」

 

ハデスはバリアのようなもので攻撃を防ぎました

 

するとモリマーさんは足止めさえできればいいんだと言います

 

「・・・まだだ、まだこいつには勝てねぇ!!」

 

そう言うと、ダラクァルンにアシェラさんを連れて逃げるように指示します

 

 

「なぜです!みんな揃った、いまなら・・・!」

 

しかしモリマーさんは、そういう事じゃないんだと言います

 

「わしらには勝てねぇ、「理由」が・・・」

 

話している間にもハデスは容赦なく攻撃をしてきます

 

「ゲホッ!・・・くそったれが!老人は労わりやがれっつーの」

 

するとハデスは、そんなに元気な老人がどこにいる?と笑います

 

「おい、ダラクァルン!いつまでぐずぐずしてやがんだ、おまえは!」

 

「さっさといけ!あんまり年寄りを働かせるんじゃねぇよ!!」

 

とにかく今は説明してる時間はないので早く逃げろと言います

 

「いまは引け あとのことは「アイツ」に任せてある・・・!」

 

「永くはもたねぇがお前らが逃げる時間稼ぎくらいはしてやるさ」

 

必死に足止めをするモリマーさん、ダラクァルンもアシェラさんに早く背中に乗るように言います

 

(乗るのだ、ここを離れる! 急げ!)

 

逃げ出したわたし達を見て、ハデスはモリマーさんに言います

「ふふ、おまえのようなタイプは、いくら傷めつけても簡単に折れるような玉じゃあない」

 

「最も効果的なもの、それは・・・仲間の犠牲だ」

 

ハデスはわたし達の背後から魔法のようなものを放ちます・・・

 

わたしはダメ元でその魔法の前に立ち塞がります・・・

するとギリギリのところで魔法が止まりました

 

モリマーさんが自らを犠牲にして止めてくれたみたいです

 

その姿をみてわたし達は立ち止まってしまいます・・・

 

「馬鹿やろう、止まんなッ!」

 

モリマーさんは止まるなと怒りますが、ダラクァルンはそんなモリマーさんの姿を見てブチギレてしまいます

 

(見捨てることなどできぬ!共に戦おうぞ・・・!)

 

「腑抜けたこと抜かしてんじゃねぇ!」

 

「無暗やたらに突っ込むなっておしえてんだろーが いまが、そのときなんだよ・・・!!」

 

ハデスは手から出した剣のようなものでモリマーさんを貫きます

 

「ガッ・・・ハッ・・・!」

 

それでもモリマーさんはハデスを掴んで放しません・・・

 

モリマーさんはわたし達を追い払うかのように武器を放り投げます

 

「たッ、たまには・・・わしのッ!いうことを、黙って聞きやがれ・・・ッ!」

 

「来るん、じゃねぇ・・・! わしのしぶとさなら・・・理解してんだろ?」

 

「・・・ったく 主従と抜かす前に、主の命令を聞けってえの」

 

「行けぇッ! ダラクァルン!!」

 

モリマーさんは、自分が犠牲になってボロボロになって、武器を捨ててまで、わたし達に逃げろと言ってる・・・

 

今は絶対に戦ってはいけない理由があるはず・・・

 

ここはモリマーさんに任せて一旦引くことにしました

 

 

(若姫よ!主殿が抑えている、今しかないのだ・・・我が背に乗れ!)

 

ラクァルンさんの説得もあって、なんとかアシェラさんも納得してくれました

 

「わしがこうして この野郎を抑え込んでるいまなら、あの扉から出られるはずだ!」

 

「全力で駆け抜けろ、ダラクァルン!いけぇッ!!」

 

こうしてモリマーさんのお陰でわたし達は一旦この場から退くことができました

 

ハデスも深追いはしてこないようです

 

「いつまで掴んでいるつもりだ?」

 

「だれかの入れ知恵か?なにを知った、モリマー?」

 

ハデスの口ぶりからも何らかの秘密はありそうです

 

「さあて、どうだかな・・・てめえに教えて、なにか、わしに得でも?」

 

「フン、まあいい とんだ茶番に付き合わされたものだ」

 

「頑丈さが売り・・・というわけではないようだな」

 

「ふむ、その異能の力、あの裏切り者から与えられたものか・・・」

 

「くく、死ねないというのは、どんな気持ちだ?」

 

「その呪縛から解き放ってやろう 言い残すことがあれば、特別に聞いておくぞ」

 

ハデスの口ぶりから、モリマーさんは不死なのかもしれない

でも、ハデスならそのモリマーさんですら殺すことができるということでしょうか?

 

するとモリマーさんが言います

 

「ヘッ・・・いうことなんざなにもねぇさ、次の世代に託した 老兵は去り逝くってな・・・」

 

「まあ、なんだ・・・俺を逃がした、オーグストと同じ最後たあよ・・・」

 

嬉しい、もんだ、ね・・・

 

ラ・カザナル宮から逃げてきたわたし達を待っていたのは・・・あの人でした

 

なしこ

 

 

 

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