この世界はライオンさんが救ってくれたんや
最後の戦いの舞台「宿星の座」に向かうと
既にアルドさんライオンさんザイドの兄貴が戦っていました
とんでもない強さのエルドナーシュに3人束になってかかっても手も足も出ません
エルドナーシュは言います
「お前達はどうする?僕と共に神の扉をくぐらないか?」
「より高い次元の生命に生まれ変わりたくないか?」
「それとも・・・」
「ことわる?どうしようもないバカだな ほんと」
「最後のチャンスだっていうのに より高い次元の新しい生命になれるっていうのに」
「そんなにムダ死にしたいっていうなら べつにどっちでもかまわないよ」
「僕の計画に協力しないということなら・・・」
「お前たちはここで終わっちゃえ!」
エルドナーシュとの最後の戦い!
レベル90のわたしを舐めない方が・・・あれ?
ちょっとやばない?
エルドナーシュ戦は倒す順番があるのを忘れていました
レベルが90にもなっているのにかなり追い込まれてしまっています・・・
回復のアプルルちゃんのMPももう無くなってる・・・ヤバい・・・
もうちょっと思い出すのが遅かったらヤバかった・・・ヤバかったぞ!
何とか立て直して第一形態を倒すことができました
「ふふ・・・なかなかやるじゃないか 悪いねおまえ達を甘くみすぎていたよ」
「遊びは終いだ 僕の本当の力をみせてやろう!」
第二形態との戦いの前に時間があったので
MPが切れてしまったアプルルちゃんとクピピちゃんチェンジで!
わたしのほうがエルドナーシュを甘く見すぎていたよ!
第二形態はガチンコの殴り合いだったのでレベルに物を言わせてぶっ倒しました
「そんな・・・!?どうして・・・」
「く・・・カムラナートと同じでしょせんは僕もここまでの存在でしかなかったということか・・・」
「しかしまだ終わらないぞ」
「こうなったら現状のまま不完全なクリスタルラインを起動させてやる!!」
「クリスタルの力が暴走して今一度メルトフローが引き起こされるぞ」
「そうすれば 世界はまた・・・」
「お前たちはよくやったよ・・・でもね これで終わりさっ!」
「収束がはじまった・・・もうまもなくすべてが終わる 僕の夢とともに」
専門用語がよく分かっていませんがエルドナーシュはクリスタルの力を暴走させて
この世界を道連れにしようとしてるみたいです
「くっ・・・いけない・・・」
「いろいろ考えてみたけれどこの方法しか思い浮かばなかった・・・」
「ごめん あの約束・・・守れないかもしれない」
ライオンさんは暴走しているクリスタルのエネルギーの中に飛び込んでしまいました
ライオンさんの存在がノイズとなりクリスタルの力が消えていってるみたいです
エルドナーシュはもう一度クリスタルのエネルギーを暴走させようとします
イブノイルさんの声が聞こえます
「ダメよ エルドナーシュ・・・いけない・・・」
「これ以上この世界を・・・ヴァナディールを傷めてはいけません」
「ヴァナディールを傷つけることはあなたの夢見る真世界を害することになるのですよ」
「あなたにならわかるでしょう エルドナーシュ?」
「なにものにも終わりはない・・・ただカタチを変えるだけ」
「あなたにもその時が来たのよ」
「さあ・・・」
「また会いましょう 真のクリスタルの戦士たち・・・。」
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ライオンさんのお陰でこの世界は救われました
・・・ライオンさんが居なかったらこの世界は終わっていました
ライオンさん・・・わたし達は結局なにもできなかった・・・
いつかわたしも世界を救える存在になれるようにがんばらなければいけないんだ
いずれまた会おう 勇者たちよ
わが祝福の地 ヴァナディールにて・・・。
難しい説明は飛ばしたのでずいぶんざっくりしちゃったけど
これでジラートの幻影のおはなしはおしまいです
ライオンさんの事はアルドさんがギルガメッシュさんに伝えてくれていました
「血は繋がっていなくとも世界を救ったあいつは俺の自慢の娘だ」
ギルガメッシュさんはそう言っていました
いつか再開したときに教えてあげなければいけないですね
なしこ