くうはくの745

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【FF11】魔物に連れ去られたお姫様【211日目】

テオドールさんに相談することにしました

知らない仲ではないので聞いてやらないでもないが・・・

 

代償なしに報酬を得るのは冒険者にはふさわしくないということで

暇なんでゲームに付き合うように言われました・・・

 

じみに面白いのでガチンコ勝負をしていましたが

いつまで経っても勝てなかったので最終的にはちょっとズルをしてしまいました

(だいじなものを買うとゲームをスキップできます)

 

ユグナスさんがアシェラさんを指差して何を伝えたかったのか知りたいと言うと

 

「なるほど、わかったぞ、なに、簡単な事だ」

 

 

「良く思い出してみたまえ、ユグナスは、いったいどこを指差していたんだい?」

 

テオドールさんは、指差していたのはアシェラさんではなく腰に下げていた剣の方だったのではないかね?と言います

 

そのことに、どんな意味があるのかと聞くと

 

何もかも人に頼るものじゃないよ

自分だったらアシェラさんの剣についてもう少し詳しく調べてみるだろう、頑張ってみたまえ、と言われます

 

わたしはセレニア図書館に行って色々と調べてみる事にしました

 

三冊ほど本を調べましたが、内容が難しかったので飛ばします・・・

 

図書館の方にアシェラさんの剣について聞いてみると

申し訳ないけど、図書館にある本以上のことはわからないと言われます

 

「あの・・・もし剣について知りたいのでしたら、アシェラさまご自身に聞いてみたほうが良いんじゃないかしら・・・」

 

・・・ですよね

 

「遺剣の伝承について思い出したことがあってね」

 

なにか思い出した事があるらしく、図書館までテオドールさんが来てくれました

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

テオドールさんは自分が知ってる古い伝承の言葉を教えてくれたのですが・・・

とても難しいお話でした

 

それだけじゃよくわからないと言うと・・・

 

「ふふ、まあ、伝承などというものは得てして小難しい言葉の羅列のようなものさ」

 

「だが、そんな言葉がなにかのきっかけにかわるかもしれないよ 覚えておいて、損はあるまい」

 

またゲームでも楽しもう、と言って帰っていきました

 

アシェラさんを訪ねてアドゥリン城に行ったのですが、お城にはいないみたいです

 

アシェラさんは明るく振舞っているけど大変な状況に置かれているんだと言います

 

イグナスさんもあの状態だし、最近はお城の中でも推進派と反対派が出会うとすぐに喧嘩をはじめてしまうし・・・

 

だからお城にいるのが辛いのでしょうね・・・

 

「あの頃もそうでした・・・」

 

ユグナスさんがまだ当主になる前、まだ子供の頃からお父さんと再開拓をするかどうかで何度も口論をしていて・・・城内の雰囲気が険悪になってた時があったそうです

 

アシェラさんは勇ましい恰好をしているけど、本当は争いごとが嫌いな性格

そして感受性も豊かでした

 

なので重苦しい空気に耐え切れず、あるときお城から森の中へ逃げ出してしまいました

 

あの森は成人もしていない子供ひとりが生きて行けるような場所ではありません・・・

 

すぐに捜索隊を出したのですが、アシェラさんは見つからず・・・

もうダメだと諦めかけた一週間後・・・

捜索隊のひとりが、森の柔らかい草地の上ですやすや眠っているアシェラさんを見つけました

 

その時アシェラさんを守るかのように森の動物たちがぐるりと囲んでいたそうです

 

捜索隊に気付いた獣たちは襲い掛かる事もなく静かに森の奥へと消えていきました

 

不思議な事に一週間経っていたけどアシェラさんにはケガもなく餓えた様子もなかったみたいです

 

アシェラさんは自分が一週間どのように過ごしていたかの記憶を無くしていました

ただ、とある紋章が印された布の切れ端を大事そうに握りしめていたそうです

 

その紋章をみた十二名家の長老たちは畏まった表情を浮かべていて

 

「彼がアドゥリンにその影を感じさせることがあろうとは・・・」

 

なんて言う人もいたみたいです

 

つまり、偉い方々がよく知っているような人がアシェラさんの傍にいたって事らしい・・・

 

帰って来たアシェラさんは前よりも元気になっていました

 

疾走する前までは城に閉じこもりっきりだったけど、そのあとは街中でもよく見かけるようになったそうです

 

ユグナスさんが当主を継いでからは森にも行くようになったのですが

そんなアシェラさんを森の獣たちが襲う事はありません

 

「凶悪なはずのウルブカの地が姫さまだけには優しい」

 

何か不思議な力で守られているみたいに思えるそうです

 

だけど、それゆえに周りの人たちからは恐れられることも多くなったみたいです

 

「森に護られた魔女だ」

 

そんな噂が立ったこともありました・・・

 

メイドさんの話を聞いていると、良くない知らせがはいります

 

「アシェラさまが魔物に連れ去られました!」

 

急いで森の中に探しに行きます

 

森に行くと負傷したイングリッドさん達が居ました

 

「ふっ、つまんないところをみせたわ、ちくしょう、あんなに強いなんて・・・」

 

イングリッドさんが言うには、金色の巨大な虎が現れてアシェラさんを咥えて森の奥に消えてしまったみたいです

 

その巨大な虎は、イングリッドさんの三倍ほどあって・・・

 

「雷鳴のように轟く叫び声とともに樹林の中から幽鬼の如く現れたわ」

 

「血に飢えたような瞳をぎらつかせ、子供の腕ほどもある大きな牙を光らせて、あの姫様に飛び掛かると、身体ごと咥えあげたのよ」

 

「そうして、そのまま風のように森の中へ・・・」

 

イングリッドさんは、どうしてここにいたの?と聞くと

 

みんなでアシェラさんを探しに来たんだと言います

 

「当然でしょう?アドゥリン家の姫ともあろう人が、こんな時にお城にいないでは済まされないわ 新たな穢れ祓いの用意もしなくてはならないし」

 

「ところが、ようやくここで見つけたと思ったら・・・」

 

アシェラさんを助けようとしたけど油断をしてこのザマらしいです

 

今すぐ追いかけたいところだけど、この先は軽々しく入るには危険すぎるので

ちゃんとした捜索隊を組むべきだとイングリッドさんは言います

 

アシェラさんが森に入る時にいつもつけている髪留めが落ちていました

それを拾って一旦アドゥリン城にもどります

 

なしこ

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