わたし達は一旦アドゥリン城に戻ってきました
ユグナスさんから、さらに強い力を込めたネックレスを貰います
「アシェラ、ヲ・・・アリ、ガ・・・トウ」
「ハ、デス・・・アドリ、ン・・・ヲ・・・タノ、ム・・・」
そしアドゥリンを頼むとお願いされました
メルヴィアンは最初からハデスだったのでしょうか?
途中で入れ替わった・・・?
それはちょっとわかりませんが、今は完全に「冥王ハデス」みたいです
「・・・間もなくだ、もう間もなく、永きにわたる舞台の準備は整う」
「愚かなる王、オーグストよ お前が必死に護って来たモノすべてを」
「心の闇に囚われ続けてる者すべてを」
「等しく救済してやろう・・・そう、「死」によってな」
パイオニア・ワークスには最近奇妙な報告があとを絶たないみたいです
「突然、暴風が巻き起こっただ、凄まじい猛毒の瘴気が噴出したとかさ」
ちょっと前の十二家会からみんなの様子もおかしい
アシェラさんも全然顔を出さなくなったと心配しています
アシェラさんに会うためにアドゥリン城に行ってみたのですが
十二家当主の命令で、許可のない者をお城へ通すわけにはいかないと言われます
仕方が無いので帰ろうとすると・・・ちょっと待ってくださいと、呼び止められます
実はアシェラさんから手紙を預かっていたみたいです
今、何が起こっているのかわからないけど、幼いころからアシェラさんを見守って来た一人として、わたしにお願いがあると言います
「・・・どうか、姫・・・アシェラさまの力になってあげてください」
アシェラさんの手紙には「港」と書かれていました、港でアシェラさんと落ち合います
アシェラさんは森の奇妙な噂を色々な本と照らし合わせて調べていたみたいです
「闇の眷属の王・・・つまり、ハデスに仕えた魔物の項に記されていました、猛毒、暴風、不浄を纏いしモノと・・・」
それがハーサーカが言ってた「三魔君」なんだと思うと言います
バラモアは自分の事を「三魔君の一柱、不死君」と名乗っていた、そしてララ水道での去り際に言っていた・・・
「彼の魂に呼応して、忠誠を誓った盟友らが、間もなく目を覚ます」
不浄とは恐らく不死を指していて、それを司っていたのがバラモアなのであれば、残りの2体が出現したと考えるべきだと言います
「猛毒、そして、暴風を纏った魔物、噂に上がってる情報も断片ではありますが、それらと一致しています」
それ以上の情報はないけど、その魔物との戦いに挑んだ英雄を知っていると言います
「初代王と共に戦い、ウルブカを見護ってきたハーサーカなら、きっと」
ハーサーカに会いにカミールに行くと、そこにはモリマーさんも居ました
「まさか、あの野郎だったとはな・・・わしも気づかなんだ・・・すまねぇ」
モリマーさんはメルヴィアンがハデスであることに気付かなかったことを謝ります
リファーリアにいたときに、いきなり頭の中にハデスの映像が入ってきたみたいです
「どおりでわしのことを知ってたはずだ・・・くそったれめ」
何が起こっているかわからなくてしばらくは頭の中が真っ白になってしまったみたいです
「ハーサーカの力が戻り、世界樹は復活した・・・そして、ハデスまでもが・・・」
どうしてそうなったのか、わからないけど・・・
「ハデスは復活した」
それだけは動かしようのない事実だと言います
アシェラさんは早速「三魔君」の事を聞きます
「話が早くて助かるね そうだ、ハデスの直属の臣下の事よ」
ハーサーカも森を包む空気が変わったことに気付きます
「ハデスの復活に呼応して、きゃつらが舞い戻ったのだろう・・・禍々しい鼓動を感じる」
でも、まだ異変は起きてないみたいです
ハデスも、そして三魔君も完全ではないのかもしれない、と言います
アシェラさんは既に各地で異変が起きてると言いましたが、完全に復活したのならこの程度では収まらない、いま起きているのは前兆でしかないと言います
アシェラさんはバラモアの事も聞いてみたのですが、モリマーさんんもハーサーカも知らないみたいです
もしかしたら、バラモアは新しい不死君なのかもしれない
バラモアはこっちが大きく逸れた行動をとらない限り傍観を決め込むタイプで
わたしたちの行動を見て楽しんでいるのではないかと分析します
それならば、今のところは後回しにしたほうがいい、とモリマーさんが言います
まずは残りの三魔君をどうにかすることになりました
モリマーさんが残りの三魔君の事を教えてくれます
「猛毒を纏うってのは、「変妖君ドクマク」ってやつよ、そして残りの暴風を纏うってのは、「怪霊君アシュラック」風と雷を自在に操る、まさに暴風だ」
モリマーさんは、若い者たちに任せて引退したいと思ってたらしいですが、ハデスが復活したなら話は別だと言って、手伝ってくれることになりました
ハーサーカも一緒に戦おうとしますが、まだ病み上がりなのでやめておくように言われます
「ハデスが復活したいま、おまえの力は必ず必要になる」
「そして、必要なのは「いま」じゃねえ」
「あの戦いを経験した仲だ、わしが言いたいことはわかるよな?」
モリマーさんは三魔君は自分たちに任せておけと言います
わたし達は、森のことを聞くためにモリマーさんとリファーリアに向かう事になりました
なしこ